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今日のAについて俺はこと細かく説明をした
すると一番最初に声を発したのは九井だった。
「今日、korunに行くまでは普通だった……もしAがそうなった原因があるとするならkorunにいた間の一時間半のこの時間だ」
確かにそうだkorunに行く前の任務では手は震えてなく拒絶反応のようなものを見せなかった
「じゃあkorunで関わった人間になにかされたのか？」
「普通に考えればそうだろうな」
俺の質問に九井はすぐに答えた
次に声を発したのは鶴蝶だ……
「じゃあ、そんだけ拒絶反応が出ていたらいままでのような仕事は無理だろうな……そこらへんはどうすんだ？」
そうだ…俺もそれが1番気になった……仕事を決めるのはマイキーだ……俺達はマイキーの方に一斉に視線を向けた
マイキーは考え込んでいるようでずっと目を伏せて黙ったままだ……
しばらくするとマイキーは伏せていた目を開け俺達と目を合わした
「Aにはこれから事務作業をしてもらう……」
そうマイキーが言うと九井達は誰の下につかせて事務作業をさせるかと口論を始めた……
俺はマイキーのさっきの声が少しだけだが昔のマイキーの声になっていた気がして気になってマイキーを見る
マイキーの目は優しく安心したような目で下を向いていた
久しぶりにマイキーのあの表情を見て俺は背筋が"ゾクリ"とした
すると俺の視線に気づいたのかマイキーは先程の優しい目とは変わってキリッと睨むような目に変わった……
「事務作業でもAには裏切り者や殺しに関する資料は管理させない…」
そのマイキーの言葉に俺だけでなく口論をしていた全員の動きが止まり視線を向けた
「じゃあ……Aには仕事がほとんどなくなりますけど…どうするんですか？」
「それでいい…… とりあえず今の言葉を忘れるな…Aには俺から言っておく…解散だ」
灰谷弟の方がマイキーにそう言うとマイキーはこれ以上何も聞くなというように俺達に言葉を言い放って会議室を出ていった……
出ていく時のマイキーの背中は やはりどこか昔のマイキーを感じさせる雰囲気を纏っていた
――――――――――――――――――
-マイキーside
会議室を出てからAの部屋に向かう
Aの部屋の前まで着いた為 ノックを三回行う
ちなみにノックが2回の場合は俺以外の幹部達で3回のノックは俺だけだ
しばらくするとガチャと音がして中から泣いたのか目が赤いAが立っていた
「A 少し話をしよう」
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作者名：NOAH | 作成日時：2021年11月2日 1時
