爆豪勝己の暴言日記カップル編 (ページ22)

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浮気者には1発グーパン決めたれページ22

～お茶子視点～

「え。」

見間違えじゃない。いま、爆豪くんが美優ちゃんの部屋にたしかに入った。
やばい、Aがこれをみたら……

「あーえっとA！はやく部屋戻ろう！寒いし！！」

『…………』

恐る恐る右を向くとAはニコニコして美優ちゃんの部屋を見つめていた。

お、遅かったあああああ！！！

悲しむでもなく怒るでもなく、静かにニコニコ微笑むA。ぎゃ、逆に怖い…

『お茶子。これもうクロだな。絶対クロだよな』

「い、いや用事があったただけかもしれんよ！？ドアの前まで行ってみよ！？」

美優ちゃんの部屋の前につき、そっとドアに耳を当てる。

「いたた。爆豪くんきついよ！もっと優しくしてよ～、、」

「こんぐらいがいーんだろーが！！」

「もーだめ！もーいっかいお願い！！」

…………。

『……。お茶子。』

『もうやっちゃってるよなこれ。
しかもワンモアだってよ。何回ズッコンバッコンしてんだろーなああああああああああぁぁ！？！？！？』

ひ、ひぃぃいいいいいい！！

「あ、えっと……」

こゆときは、なんて声をかければいいん！？

Aは１回大きく息を吸ってはぁ～って深呼吸をすると、

『部屋戻るよ。』

「えっ？？」

『いーから』

ーーーーーーーーーーー

翌朝

だ、大丈夫かなA…

『おはよ』

「おはよう……大丈夫なん？」

すごい顔色悪いけど…

「みんな、おはよう！」

美優ちゃんがいつものにこにこした顔で教室に入る。もちろん爆豪くんも隣に。

よし。私も腹をくくろう。

「ねえ爆豪くん、昨日のさ、」

そう言いかけた時、Aが爆豪くんの右頬をグーで思い切り殴る。

殴られた勢いで爆豪くんは机にガコン！とぶつかる。

「い……って！！てめぇなにすんだゴラァ！！」

『おまえとはもう別れる』

そう言ったAの目は真っ赤で、半泣きで、泣くのををこらえてるように見えた。

「は？」

『美優とﾋﾟｰとかﾋﾟｰとかでも勝手にしてろ』

『二度とあたしに話しかけてくんな。』

静かにキレながらもド下ネタを挟んでくるあたり凄い…………

「え、ごめんね？Aちゃんわたしね、」

『あんたも話しかけてくんな。ヤリ〇ン。クソビッチ。』

び、ビッチ！？

そのままAは教室を早歩きで出ていってしまった。