爆豪勝己ってやつの暴言日記。 (ページ37)

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むかついたら顔面パンチいれたれ。ページ37

『……。』

保健室？？

じゃあ、あたし。負けたの？？

『……もう歩けるので大丈夫です』

そうリカバリーガールに告げてあたしは会場に戻る。

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「Aちゃん、もう大丈夫なの？？」

『うん。ありがと。』

そこにいつもより数段目つきの悪い奴が。

『……爆豪』

「てめぇみてぇな弱いやつはヒーローにはいらねぇ。俺に負けたくせによ。授賞式もでんじゃねぇ。」

「ちょっと爆豪くん、なに言ってるの！？」

ドカ！！

あたしは爆豪の顔面にパンチを入れた。

『は？なんで……なんで！お前にそんなこと言われなきゃいけねぇんだよ』

「……」

爆豪は何も答えずただただあたしに殴られても俯いたまま。

みんなが見ているのに涙が止まらなかった。
恥ずかしかったけど、泣くな泣くなって思うほど、余計に出てくる。

「あ！Aちゃん……！！」

そのままあたしは走ってその場から逃げ出した。

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「かっちゃん、いくらなんでもいいすぎだよ。」

「うるせぇ。あいつのためだろ。」

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その日の夜あたしはまじで眠れなかった、

『んがあああああくそ腹立つ！！』

『女の子の日じゃないけど腹立つ！！！！』

顔を押し付けたクッションは涙で湿っていた。

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教室でもあたしと爆豪は一切、口を聞かなかった。

「なあなあ爆豪。そろそろ謝れよ～」

「知らねェ。」

「Aちゃん…………」

『爆豪？だれそれ、知らないー』

そしたらオールマイトから呼び出された。

「すまない。君と爆豪少年の喧嘩の理由を作ったのは私なんだ。」

『はい？どういうことですか？』

「きみが、死柄木弔に売られたことは聞いた……あと、きみが死柄木弔に狙われていることも。」

「きみは狙われているから、2人に守ってやるように言ったんだ。きみは、家でも、その……ひとりだからね。」

「プロになれば、週刊誌などもついてくる。居場所なんてますますバレやすくなり、ヴィランにもバレる可能性がある。」

「そしたら爆豪少年が、あいつをもう危険な目に遭わせたくない。ならヒーローをやめさせちまえばいいって。」

だから。わざとあんなこと言ったわけ？
表彰に出るなっていったのも、
あたしを目立たせないため？？ヴィランに見つからないように。

早く言えよ。