爆豪勝己ってやつの暴言日記。 (ページ33)

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姑には当たり外れがある。ページ33

そのあと、桜が沢山咲いてる公園とか、
流行してるタピオカとか(てか美味いなこれ。)
しているうちにもう夕方に。

「ちょっとジュース買ってくるからここで待ってろ」

爆豪はポッケに両手つっこみながら自販機に行った。

「お？ねえちゃん。かわいいじゃん。」

「俺らとカラオケでも行かねー？」

どこともなく3人組があたしを取り囲んで近寄ってきた。

『おいおい。こーゆー展開、漫画あるあるすぎてもう飽きてんだけど～～？ほか当たれよクソが』

「んだとゴラァ！！」

これもあるあるだよね。反論したらキレるやつ。

で、さらにあるある。

「おい。てめぇらこいつに近寄ってんじゃねえ死ねェ！！！」

ここで爆豪登場。ヤンキービビってんぞ。予想通りです。

「行くぞ。」

爆豪はあたしの手を握って早歩きで進む。

「ほらよ。さみぃだろ。」

爆豪は自分が来てたパーカーをあたしの肩にそっとかける。
爆豪がきてたから、体温で若干暖かい。

『え、サンキュ』

「ほら帰るぞ。」

『あたしんちそっちじゃねーんだけど』

「俺ん家だわボケが！！」

いや聞いてねーんだけど。

「舐めプ野郎の家に行ったんなら俺ん家にもこいやァ！！！」

『どーゆー理論だよ。まぁそこまで言うなら行ってやんよ。』

どうせ家でも一人だし。

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「おいババア晩メシ頼むわ」

「勝己！！！帰ったらただいまくらい言いなさいよ！！！！！」

『あ、おじゃまします……同じクラスメイトの』

「あら～、あなたがAちゃん？勝己から話は聞いてるわよ～勝己ったら、Aちゃんの写真見せてきてこいつに合うクリスマスプレゼント教えろとか、、」

「黙ってろやバッバァ！！！！！」

へぇ～そうだったんだ。かわいいとこあんじゃん。

「Aちゃん、この時間、大丈夫？お母さん心配しない？？」

『いえ、家族はいないので大丈夫です』

「あら。悪いこと聞いちゃったね、こんなバカいるけどいつでも家にいらっしゃい！！」

爆豪のお母さんの光己さん。
ちがうのはわかっている。だけど少し、ホントのお母さんのような感じがした。

『ありがとうございます。』

光己さんはそう言われると微笑んだ。

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「じゃあな」

『送ってくれてありがと』

あいつの後ろ姿を見てなんでかわかんないけど、まだ帰りたくなかった。