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斉藤「アイツに触れたところ消毒させて。どこ触られたの?」
*
笑みが怖いし、何をされるのか分からないので口を紡ぐ。
そんな私の態度にため息をつく。
*
斉藤「いいよ、勝手に確かめていくから。」
「ぁ…、!ちょっと!」
斉藤「入ったときに触られてるのみたから、ここは確実だよね。」
*
すぅと、お腹を触れてるか触れてないかくらいでなぞられて、鳥肌がたつ。
さっきスタッフさんに触られたときは嫌悪感しかなかったのに、触られたところが熱くてじれったくて。
*
斉藤「耳は?」
「ん、っ…。触られてな、い!」
*
耳元で囁かれた上に、ふーと息を吹きかけられて力が抜ける。
触られてないと言ってるのに止まらずに、耳を軽く噛んだり舐められたり。
間近に聞こえる水音が脳内にダイレクトに届いて、思考がシャウトする。
*
「ひゃ、………ゃ、だっ!…………ん、。」
斉藤「かわいい声…。ここ、防音だから声我慢しなくていいよ。」
*
アニメの収録現場だし、防音だから声は外に漏れないだろう。
でも、自分の声が甘ったるくて、恥ずかしくて唇を固く結ぶ。
そんなのお構いなしにだんだん行動はヒートアップしていく。
お腹にあった手は背中に移動して、つーっとなぞる。
危ない予感がして、止めにはいる。
*
「……まって、!これ以上は…!」
斉藤「ん。確かに。」
*
すると、案外スルリと手が抜けて、離れる。
素早く床に落ちていた私の荷物をとって、私の手を引く。
*
斉藤「続きは家でね。」
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いやなみ - 何度も見てもいい作品です! (2023年2月18日 23時) (レス) @page26 id: 13cd4bca3e (このIDを非表示/違反報告)
なぽり(プロフ) - 初めまして。こちらの小説めちゃくちゃ好きです。更新待ってます! (2022年5月26日 3時) (レス) @page27 id: 55a08a4d64 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます!そう思っていただけてうれしいです笑 (2020年7月17日 9時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - わぁ、、尊。 (2020年7月14日 23時) (レス) id: b99c6719cb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - mちゃさん» はじめまして!リクエストありがとうございます!!二つもくださって感謝です! (2020年6月5日 21時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2020年6月1日 21時