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ドアの前でおおきく息をすい、そして吐く。
鍵でドアを開けると、ドアを引くと同時にガバッと抱きつかれる。
反動で後ろに倒れそうになるが、なんとか踏ん張る。
*
斉藤「よかった…。」
「うわっ、…。壮馬、ごめんね。」
*
泣きそうな声で、消えそうな声で呟く。
廊下で抱き締められているので、とりあえず一回離してもらうが、玄関に入るや否やすぐに抱き締められる。
こんなに心配をかけさせてしまったんだ…、と反省。
*
「……ごめんね。本当に。」
斉藤「ううん。こっちこそ、熱くなってた。ごめん…。」
*
ゆっくり体が離れ、目と目があう。
泣きそうに涙をためて、じっと見つめられる。
あのさ、と言葉に少し詰まりながら、どうしても伝えたかったことを伝える。
*
「___私が好きなの、壮馬だけだよ。」
*
----そんなに、梅ちゃんのこと好きなら、梅ちゃんと付き合えばいいじゃん!-----
これだけは誤解を解きたかった。
壮馬は驚いた顔をして、ふふと優しく微笑む。
そのまま、一瞬だけ唇が重なる。
*
斉藤「僕も。今日はいっぱいそのことを実感させてあげる。」
*
さ、と手を引き、そのまま部屋に連れていかれた。
夜はこれから。
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いやなみ - 何度も見てもいい作品です! (2023年2月18日 23時) (レス) @page26 id: 13cd4bca3e (このIDを非表示/違反報告)
なぽり(プロフ) - 初めまして。こちらの小説めちゃくちゃ好きです。更新待ってます! (2022年5月26日 3時) (レス) @page27 id: 55a08a4d64 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - ゆにさん» コメントありがとうございます!そう思っていただけてうれしいです笑 (2020年7月17日 9時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - わぁ、、尊。 (2020年7月14日 23時) (レス) id: b99c6719cb (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - mちゃさん» はじめまして!リクエストありがとうございます!!二つもくださって感謝です! (2020年6月5日 21時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2020年6月1日 21時