夜のカオ ページ19
そっからは外に出れないので、家に過ごす。
猫は夜行性なのか昼間はめちゃくちゃ眠くて、ソファーの上で丸まって寝ていた。
*
*
江口「______ろ。起きろ。」
「にゃ、!」
*
パシッと叩かれて、目が覚める。
辺りを見渡せばもう真っ暗。
………そんなに寝てたんだ。
寝起きだからか、全然頭が働かなくてポーッと江口を見つめる。
すると、いきなり顔が近づいて唇が重なる。
*
「ん、っ!………なっ、にして!」
江口「いや、猫耳姿が可愛くて。」
*
江口の笑みが黒く見える。
しかも、現在ソファーで上に江口が乗っかっている。
………まずい。本当にまずい。
のびた手が猫耳にかかりそうになり防御しようとしたら、江口の大きな手で一つにまとめられる。
そして、猫耳をなぞるように触る。
ただ、それだけなのに体がビクビクとしてしまう。
そんな反応が嬉しそうで、さらにエスカレートしていく。
*
「ゃ、………にゃ、んっ!………………ん、!」
江口「猫みたいに鳴いてる。猫耳、感じるの………?」
「さわ、んなっ!………にゃ、ぁ………っ!」
*
猫耳のなかをふーっと息を吹き掛けたり、カリカリと爪をたてる度に、背中に何かがはしる。
抵抗するなんてなくて、腕は自由なのに押し返せない。
すると、尻尾を優しく撫でられる。
これまでに感じたことのない感じで、全身の力が一気に抜ける。
*
「や、っ!………………ゃだあっ!………ん、」
江口「何がダメなの、??
尻尾がぴーんって伸びて、喜んでるのに?」
*
尻尾をちらりとみると江口の言うとおり伸びている。
ぴーんと伸びているというのは愛情表現………つまり、喜んでいるということ。
それがわかったときに顔に熱が集まるのを感じる。
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ましゅまろ - ふぅぁっすたぁぁぁぁぁ…(?)もう無理心臓どくどく…えぐぅ尊いよぉ…… (2022年3月24日 8時) (レス) @page26 id: 020804db55 (このIDを非表示/違反報告)
沙月(プロフ) - ちょっとやめてくださいよ!が、えぐボイスで頭のなかに流れてきた。 (2019年5月25日 21時) (レス) id: b7d8d46a43 (このIDを非表示/違反報告)
木綿(プロフ) - 菜々さん» なるほどです!続編も読ませて頂きました!楽しみにしています! (2019年5月15日 20時) (レス) id: c57b2ce0fd (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 木綿さん» ありがとうございます!!ずっと下書きのままにしてありましたので…続編でもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
菜々(プロフ) - 夏來さん» 遅くなってごめんー!!まじで亀更新 (2019年5月15日 20時) (レス) id: 5b4c966665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:菜々 | 作成日時:2018年9月4日 16時