昼のカオと夜のカオ 【江口拓也】

昼のカオ ページ14

江口「一緒にお風呂入ろ。」

「は、？？」









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突然言われた一言。

いや、変態なのは知っていたけども………ど直球すぎる。









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「いや、やだよ。」

江口「ただのお風呂じゃないから！！」









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じゃーん、と目の前に出されたのは泡風呂にできる機械。

泡風呂だから入っていれば、お互い見えない訳だけども………。









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「それでも無理なものは無理！」

江口「えー、見えないじゃん別に。」









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ぷくっと膨れ顔の江口。

………うっ、かわいい。









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江口「じゃ、強行手段！」

「へ、わわわっ！ちょ、！」









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「で、結局こーなる訳ね。」

江口「別にいーじゃん。たまにわね、」











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先程、江口に担がれてお風呂に連行された。

タオルだけは許してもらい、なんとか隠せた。

急になぜ泡風呂の機械を持ってきたのかというと、飲み会のビンゴの景品らしい。



まぁ………泡でふわふわだし、いい匂いがするし。
………嫌いではない。









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「泡風呂ってこんな感じなんだ………」

江口「な………。めっちゃ気持ちいいわ。」









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わたあめみたいな繊細な泡を救いながら呟く。


極楽極楽と言う江口がおじさんみたい。

お風呂で曇るからと眼鏡をかけてない、その素顔にドキッとする。









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