小学生の思い出は知っている【探偵チームＫＺ事件ノート】

Ｎｏ.５６　お菓子タイム ページ9

上杉君に褒められて上機嫌な私は、少し微笑みながらお菓子を食べていた。

つまり今はお菓子タイムってことなの。


皆、バクバクとお菓子を食べているよ。

でも、そんなに食べて大丈夫なのかな。

朝食であんなに食べたのに。

そしてこれから昼食も食べるのに。

まぁ知らないけど・・・・


そして世界遺産でもあり、有名な場所に着いた。

わぁ、凄い・・・・

そして一班の皆で行動し、昼食のカレーを食べた。

他にも色々と遊んで・・・・

すごく楽しくて、時間があっという間だった。


さて、そろそろ修学旅行も終了・・・・って・・・・

マリン！！！

あんた、告白するんじゃなかったの！？


急いでマリンの所に駆けつけ、耳元で話をする。

「告白しないで修学旅行終わらせるの？」と言った。

そしたらマリンはちょっと切なそうな顔でこう言ったんだ。

「もう怖くなっちゃって。だから諦めようかなって・・・・・」

何で・・・

マリンってこんなに弱気な人だっけ？

もっと・・・強かったはずだよ！！！


「マリン、頑張って！私、マリンのこと大好きだからその恋叶えて欲しい！告白しない私が勝手なこと言って駄目だってわかってるけど、それでも頑張ってほしいから・・・お願い！頑張って！」


私は精一杯そう思いを伝えた。

そして、マリンの背中をポンと押してあげたんだ。

結果はわかってる。

マリンが断られちゃうの・・・・・

それを知ってるくせに告白させようとするの、最低だってわかってる。

親友失格だってわかってる。


けどね、無駄にしないでほしいんだ。

今まで翼のことを想ってきたその気持ちを・・・・・！


マリンは私の方に振り返り、ニコッと笑った。


「・・・・・・サンキュ。行ってきます！」


マリンは走った。

翼の元へと。

頑張れ・・・・・・マリン！！！

私はそう思い続けた。

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