52話 ページ5
無事、日々樹渉に謝罪し、明日にfineのレッスンをしたいことも伝えた
今は紅茶を飲みながら雑談をしている
日々樹渉はニコニコしながら私の話を聞いていた
渉「それより、今日は流星隊のプロデュースなんですよね？もう何やるかは決まりました？」
『一回曲通して、その後部分ごとにやるんだけど…感覚鈍ったからどこが悪いとか注意できないかも』
それを聞いた日々樹渉はぽかんと口を開けた
渉「でも(人2)さん、前のA1で難しそうな顔していましたよね？あれは、何か思うことがあるような顔をしていましたよ」
あれは結成したばかりのユニットだらけだったから改善点が見つけやすいだけだ
流星隊はもう何回もプロデュースを重ねてるし、まとまってる
渉「まぁ、(人2)さんは1年生の時あんなに頑張っていましたし、感覚が鈍るなんてことはありませんよ」
日々樹渉はそう言いながら席を立った
２つの空っぽなティーカップをトレーに乗せ
それじゃあと軽く会釈をした
『じゃあね、日々樹渉』
渉「渉でお願いします」
はいはい、渉
とは言わずに私も立ち上がり、渉とは反対方向に歩いた
『何してるのあんた？自動販売機の前で作曲してたら邪魔でしょ』
後ろの襟を引っ張ると、そのまま倒れてきた
立ってほしいと訴えても瞬きをせずに私を見てきた
レオ「今……今」
体調が悪いのかと思い、体を起こし、おでこを触る
めっちゃくちゃ普通だ。てか子供の体温ぐらいだ
レオ「今めっちゃいいフレーズが浮かんでたのに！！！！！！！！！」
耳元でいきなりそう叫ばれた
めっちゃいいフレーズが浮かんでた……？
やばい、これで何回目だ。分からないほどには作曲を妨害したことがある
別に妨害したことはすぐ謝ればいいのだ
問題はこの後だ
レオはもぉ〜と可愛くほっぺを膨らませているが、今は悪魔にしか見えん
レオ「じゃあ、考えてくれよ？」
そう問題はこれだ
考えていたフレーズと近いものが出るまで一緒に考えなければならないのだ
確かに少し音楽は齧っていたが、作曲ができるほどは学んでいない
『でも後5分で予鈴だよ？それまでに……』
レオ「天才なおれがいるんだぞ！絶対に出てくるからな！」
だったら私がいる理由は？？
一度深いため息をつき、座っているレオの隣に行った
楽譜を手渡され、とりあえずざっと見る
うん、よく分かんない
よく分かんないけど、この時間が懐かしい
懐かしすぎて、少し口角が上がってしまった
隣のレオも笑顔で、曲の説明をしていた
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どんぐり拾いたい(プロフ) - ぐうおおおおさん» ありがとうございます！ちゃんと伝えたいことが伝わってよかったです…これからもよろしくお願いします！ (2020年4月17日 23時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおおお - 続編読ませていただいてます！！1.2共にすごく面白くて大好きです！！尊敬されるようにと努力してる夢主ちゃんにすごく感化されました、、これからも頑張ってください！ (2020年4月14日 15時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - びびちゃんさん» ありがとうございます！励みになります… (2020年2月2日 10時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
びびちゃん - 面白いですね！更新頑張ってください。 (2020年1月8日 15時) (レス) id: 122cd8c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2020年1月7日 23時
