7話 ページ8
英智side
『玲明学園か秀越学園に転入？プロデュース科でも作るんですか？』
彼女...(人2)は少し眉を下げた
捨てられた子犬のような顔をしていた
英智「AdamとEveが君を欲しがっているとの連絡が来たよ」
(人2)は納得いかなそうな顔をしている
僕も納得していない
"(人2)を転入させることに"
英智「理由は聞いてないから本人の口から聞いてみたら？明日と明後日、学院を休んで行ってみるといい。欠席日数には入れないからさ」
「その後意見を聞かせて」と頑張って笑う
上手く笑えているのかな
本当は今すぐにでも行かないでと言いたい
でも、あんずちゃんばっかり注目してしまって(人2)を置き去りにしてしまった。それから気まずくなってしまったんだ...なんて言い訳にしか聞こえないだろう
全て自分が悪い
でも日和くん、凪砂くんは本当に(人2)が好きだ
日和くんはこの前学院に遊びに来た時も(人2)は家にいると言ったのにずっと探していた
凪砂くんもそんな日和くんに笑いながらも会いたかったなと言っていた
もしあっちに行くなら(人2)はまた幸せになれるだろう
英智「きっとあっちには活躍できる場がいっぱいあるよ？」
だから行ってほしい。という意味も込めて助言をした
(人2)が静かに泣き始めた
僕は下を向いた
見れない。自分のせいで泣いている(人2)を
(人2)は勢いよく生徒会室から出た
渉「本当にいいのですね...？」
壁の一部に化けていた渉に話しかけられる
渉はどう思うのかと聞き返す
渉「さぁ？(人2)さんが行きたい道に行けば良いのじゃないですか？...........でも」
渉は喪失感を抱えたような目で窓の外を見つめ
渉「..........私みたいに騒がしかった(人2)ともう一度馬鹿したかったですね」
渉のその目を見てやっと理解した
学院が最近静かで何か物足りなかった理由
やっぱ彼女の明るい性格が必要だったんだ
渉も僕もみんなも自分が彼女を置き去りにしてしまったことを後悔しているのか
英智「...ははっ渉みたいな人がもう1人増えるだけで賑やかを通り越していい意味でうるさくなりそうだね」
渉「そうなんですよ英智。でもどうやっても私の知っている彼女はもう戻ってこないような気がします」
渉と目が合う
物悲しげな雰囲気になった
僕も渉も彼女を必要としているのか...
___________僕はどうすれば良かったんだろう
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どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました！すみません…教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…？ (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます！『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです！！ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます！ (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜！ﾜｼﾜｼ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2019年5月2日 12時
