22話 ページ23
結局何個唐揚げを食べたんだろう
胃が唐揚げまみれなのはよくわかった
凪砂「夢ノ咲の人たちはもったいないな...こんな才能に満ち溢れた人なかなかいないよ
近くにいるだけで幸せを与えてくれるね」
開運グッズみたいな言い方の褒め言葉を言った凪砂は肘を立て考え始める
もし、私が夢ノ咲に残るとき、どうすれば輪の中に入れるのかを考えているのだ
茨「あんずさんにしつこく仕事をもらうしかないと思います。それで(人2)さんが丁寧にプロデュースをすれば...」
凪砂「(人2)さんがプロデュースってだけでキャンセルする人もいるんだよね？仲良いユニットと組んでそのユニットが成功すればプロデューサーとして認められるんじゃないかな？」
2人が真剣に考えているが、私は未だにどうするのかは決められていない
窓を見る。眩しかったため少し目を細めた
私がサボってるこの2日間、あんずちゃんは全部仕事をしてくれてたのかな
そうか、私だってプロデューサーとして少なくとも仕事はしている。ただでさえ忙しいあんずちゃんにも今その仕事を回しちゃってるのか
早く戻らないとなぁ...
ピピピピッ
スマホが鳴る
...英智からだ
今更何の用だ、様子を聞きに来たのか
絶対出てやんないぞ
でも、英智から電話なんて来たことないし
と、考えてる間に音が途切れてしまった
凪砂「出た方がいいんじゃないかな？英智だって君を心配しているよ」
凪砂がそう優しく言った
何が心配だ、とかぐちぐち考えてる間にまた電話が鳴る
あーもううるさい
『何！？何の用？』
英智「よかった…やっと出た」
電話の向こうの英智は少し息を切らしてるかのような喋り方だった
それにどこか悲しそうに
英智「落ち着いて聞いて...あんずちゃんが倒れた。病院は○○病院で...医者には無理のしすぎで倒れたって言われたよ」
あんずちゃんが倒れた？
無理をしすぎたって私の仕事があんずちゃんに回ったから忙しくなってしまったんじゃないか？
居ても立っても居られなくなり、私はレッスン室から飛び出した
凪砂「まって、何があったの、どこに行くの」
凪砂に車を出せるかを聞く
戸惑いながらも出せると言って電話をしてくれた
すぐに車が来てくれて、焦りながら乗る
茨「落ち着いてください、あんずさんは大丈夫です！また会いましょう！」
茨がそう言って運転手に話をする
どうやら病院までの最短ルートを話してるらしい
情報集めるの好きだもんね
凪砂も茨も優しいな
『それじゃ、またね！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 832人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どんぐり拾いたい(プロフ) - ちぃさん» 凪砂ですね…訂正しました！すみません…教えてくれてありがとうございます！ (2019年10月30日 7時) (
レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 凪沙ってなっているんですけど、多分、凪砂では無いでしょうか…？ (2019年10月30日 1時) (レス) id: e94fd079ce (このIDを非表示/違反報告)
どんぐり拾いたい(プロフ) - わさまんさん» コメントありがとうございます！『とても好き』とか初めて言われました…すごく嬉しいです…本当にありがとうございます！ (2019年6月22日 23時) (レス) id: 58d6871c3e (このIDを非表示/違反報告)
わさまん(プロフ) - 初コメ失礼します、この作品とても好きです！！ゆっくりでも構わないので更新待ってます。応援してます！ (2019年6月17日 4時) (レス) id: 8f7fd3a04c (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 凪沙...カッコ良かったよ笑シリアス雰囲気壊してくれてありがとうw決して浮気ではないけど、お前も可愛いなあ〜！ﾜｼﾜｼ (2019年5月31日 23時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：どんぐり拾いたい | 作成日時：2019年5月2日 12時
