絹妹の怪異譚【フィッシャーズ】

この件の真相 ページ31

ヒ「今さらだけど…実はさぁ」

「ん？どしたの」

ヒ「実はこれ、祝いじゃないんだよね」

「へ？でも、そうやって言って……？」

ヒ「いや、実はね、実はだよ？」

「はいはい」


『ミルクを誘拐しろ、さもなくば命はない』


ヒ「ていう手紙が来ててさ〜」

「は！？意味わかんねえ」

ヒ「それに従ったんだけど」

「はいはい？」

ヒ「何しろってかいてないからこうした」

「めっちゃくちゃ頭いいじゃん」

ヒ「今日だけは冴えてるなあ、て思えた」

「にしても私誘拐させて何がしたいんだか」

ヒ「悪戯だと思うよ」

「だよね〜。だいたいそうでしょうね」

ヒ「でも、これで良かったよ。楽しいし」

「あいつらも喜んでるし、でしょ？」

ヒ「さすが、といっても誰でも分かるかな」

「だいたい予想つくよw」

ヒ「だよねw」

「いや〜。だとしてもありがとね」

ヒ「え？」

「あんなバカ共のために、ここまでしてくれて」

ヒ「勝手にやってるだけだよ」

「だもしても、ね」

ヒ「何言っても変わらないか…」

「そうそう、だから、ありがとね」

ヒ「…どういたしまして、かな」

「さてと…兄さん！こら、なにしてんじゃ！」

少し遠くに居たシルクの元へ。

シ「ふぁ、ミルク〜」

「飲んでいいと言っても飲み過ぎなんだよバカ」

シ「へへへ〜。酔っちった★」

「いや酔っちった★じゃねえよ、アホか」

マ「ミルク〜寝るぅ」

「あ、こら！もうすぐ帰るんだから…」

マ「もう〜？」

「今は12:47です〜」

マ「えぇぇ？早いねえ〜」

「早いですねぇ〜」

モ「あそこのオーラがほんわかしてるぞ…！」

ン「あの二人って珍しいw」

ダ「てかもう帰ろう。帰りたい」

モ「ホームシックはやすぎるw」

ダ「引きこもりははやいんだよ」

ン「引きこもりって認めるなよw」

「あんたら帰るよ〜！ほら、ザカ起きて！」

ザ「…ん………起き、たよ」

「はいはい起き上がって！帰るよ！」

ザ「ん…帰るぅ……」

マ「帰ろっ帰ろっおうちに帰ろっ♪」

シ「行くぞぉ！」

「皆さん、今日はありがとうございました！」

ヒ「気をつけてね〜！」

は「また飲もうね〜」



ン「マサイ軽くね〜？」

モ「シルク重いわ〜」

ダ「ザカオ！起きろおめえ！」

ぺ「ミルク身長低いねぇ」ﾋｯｸ

「はいはい、夜中だから静かにね」



ンダホ号内



「兄さんとマサイとザカとぺけが寝た」

モ「どんだけ飲んだんだよw」

「全く…」

ダ「お前を迎えに行った結果だけどな」

「ごめんなさい★」

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