図書隊の桜は稲嶺司令の孫！(ニューバージョン)

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今日は珍しく、郁と一緒に出勤した

貴「おっはよーう♪」
郁「おはようございまーす」
堂「どういうことですか、これは！！」

出勤すると、堂上君の怒鳴り声が…

うるさい…

玄「あーもーうるせぇなー」
貴「私もそう思う」
　「朝からうるさい」
堂「うるさくもなります！言ったはずです乗せられては困ると！」
貴「私を無視しないでくれる？」
森「ドンマイ」
貴「うるさいわっ！」
　「あきらかにおもしろがってるでしょう？」
森「まあね」

小「おはよう」
郁「おはようございます」
貴「おはよう♪」
森「おはよう」
小「いやー思い切りバレバレで乗ってたね{新世相}」
郁「わ、みたんですか？」
森「写真を見つけるや否や堂上が怒ってさ。」
小「この分だと今日は一日中だね」
貴「隊長は全然聞いてないけど」
小「笠原さんも隊長に抗議するんじゃないの？」
郁「確かに腹は立ってたんですけど…言いたいこと全部言われちゃいました」


〜会議中〜
玄「えー今日は、最後に大事なお知らせがある」

なんだろ

めずらしいな

玄「知っている者もいるかもしれんが、{情報歴史資料館}の理事長である野辺山宗八氏が亡くなった」

ああ、その話か

すごいことにならないといいけどなぁ

堂「{情報歴史資料館｝は良化委員会に対する三十年分の報道記録を所蔵した小田原の市立図書館だ」

やっぱり知らなかったか、郁

何となくわかってはいたけど

貴「情報歴史資料館にはあらゆる放送記録が残されていて、当然良化委員会にとって都合の悪いものも多い」
郁「え、じゃあ検閲入りまくり…」
貴「私立図書館だから、入れないの」
森「だが今回理事長が亡くなったとなれば…」
小「問題なのは、その所蔵品の行方。」
堂「場合によっては大騒動に発展するかもしれんな」



私はおじいちゃんに呼ばれ、玄田隊長と司令室に来ていた

貴「遺言状…」
稲「ああ」
　「野辺山氏も自らの死期を悟っていたのでしょう、残された遺言状の内容が正式に発表されました」
稲「情報歴史資料館を閉館するにあたり所蔵されている全資料を我々に寄贈する…と」
貴「良化委員会は絶対に奪いに来る」
稲「ああ、持てる力のすべてを持って」
　「抗争になります」
　「今までのどの戦いよりも激しいものになるかもしれません」

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