第157話🦇帰り道のコンビニにて ページ14
*ミラ side*
シャオロンとウツが、定期的に行われている使い魔補習に行ったので、放課後アタシは1人で帰路についていた。
一応
といってもこんな早い時間にあの家に帰るのは気が引けたので、適当に寄り道しようとブラブラ歩いている。
「……あれ」
するとコンビニで、ふと見覚えのある悪魔を見つけて足を止めた。
そしてバレないように中へ入り、アタシは“彼”の後ろから声をかけてやる。
「ゾ〜ムさん！ こんなとこで何してはるん？」
「うわッ！！ ミ、ミラッ……！」
振り向きアタシに気付いたゾムは、先ほどまで読んでいた何かの雑誌を慌てて背に隠した。
「
「えッ、い、いや！ 別に大したもんじゃ……！」
「ふむふむ……[イケてる悪魔のファッション方程式]？」
「ッだァァァァ！！！！！ い、いつの間にッ!?!?」
ゾムが慌てふためいている隙を突き、彼の持っていた雑誌を取り上げて見てみると、ソレはファッション誌だった。
「へー、意外やなぁ。あんさんもこういうの興味あるん？ もしかして、前に暴走してた2人の影響？w」
「ちッ、違う！！……とは、言いきれんかもやけど……」
何が恥ずかしいのかフードの下で顔を真っ赤にしつつ、ゾムはしどろもどろに言う。
「その…そん時、大先生に…『もっと身なりに気を遣ったほうがいい』って言われたから……いやッ、あん時のアイツは正常やなかったから気にすることでもないと思ったんやけどな!? ただ、その……」
もごもごと言いづらそうにしていたゾムは、アタシの顔を
「や、やっぱりミラは女の子やし…身なりに適当な男の隣歩くんは、嫌なんかな…って……」
「……！」
予想外すぎるその言葉に、アタシは一瞬固まってしまった。
「あ……ごめんッ、いきなり変なこと言うて。き、気にせんとって……」
フードを深く下げて顔を隠す彼の手を、アタシはパッと掴んでやる。
「えッ」
「そこまで言うなら……ちょいとアタシに付き
ニッコリと微笑みかけると、ゾムはキョトンとしつつも大人しく付いてきてくれた。
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空文 晴霧(プロフ) - くろほたるさん» こちらこそ素敵な感想ありがとうございます！！ そうなんです、一方的じゃなくて互いに大きな存在となってるんですよ…！！！ そう言っていただけると、頑張ってオリジナルストーリーを書き上げた甲斐があります(*´ ˘ `*) (5月21日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - お互いがお互いを無意識に救いあっている💣🪞がなにより愛おしいです！！！！この絡みでオリジナルストーリーを作って頂き本当にありがとうございます…！！！！ (5月21日 6時) (レス) id: 917d162833 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - 暁さん» 私もそう思いながら書きました…！！！ 喜んでいただけて何よりです！！ (2023年3月30日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
暁 - オうふっ...ゾムさんとの絡みてえてえ...っ！ (2023年3月30日 13時) (レス) @page20 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - すずねこさん» かわいいですよね…！！！(激しく同意) (2022年11月26日 16時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2022年7月18日 13時
