第697話🦇趣味嗜好は尊重すべし ページ29
*ミラ side*
「あのですね、別に何を語り合おうが構わんのですよ。こんなことくらいでアタシへの想いを疑うこともしませんので、チーノ先輩も落ち着いてください。……けど、一応団員の中に女子がいるわけですんでね? もうちょっとだけ配慮してほしいなって話なんです」
「おわかり?」と確認すると、言ってもいないのに正座をしている2人は「ハイ……;;」としおらしく返事をした。
「はい、わかればよろしいです。……で、何でしたっけ。ゾムはケツ派でチーノ先輩は
「その話掘り返すんですか!?;;」
ギョッとするチーノ先輩に、「だって気になりますもん」とあっけらかんと答える。
「そんな、部位によって好み分かれるとか……女子会でもそんな話せえへんで?」
「どうかそのまま、健全な会であることを祈りますよ……;;」
何とも言えない顔でそう呟くチーノ先輩に続き、ゾムが恐る恐るといった様子で口を開く。
「ひ……引かへんの?」
「んぇ? 何が?」
「いや、その…こういう話、女子からしたら嫌なんかなって……」
どうやら相当気にしているらしく、ゾムはモジモジと言いづらそうに続ける。
それに対しアタシは、そのらしくない態度がおかしくて吹き出してしまった。
「そらそう思う女子も少なからずおるかもしれんけど、アタシがそんなことでドン引く女とお思いで? そもそも、よっぽどのことがない限り
素直な答えを告げると、ゾムもチーノ先輩も安心したように表情を和らげた。
「そ……そっか。ミラが嫌な思いしてへんのなら、良かった……!」
「けど、やっぱ聞かれると気まずいですし……これからは気をつけますね」
「んふふっ、そうしたほうがお互いのためでしょうな」
もしかしたら今後、女子団員が増えるかもしれんし……その時のためにも、こういう対策はしといて損は無いでしょ。
……おい、可能性ゼロとか言うたヤツ誰や。←
第698話🦇孤独でなくなった“脅威”→←第696話🦇男同士のアレ
133人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - バー子さん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございます!! これからも頑張ります(*´∀`*) (2023年2月13日 21時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
バー子 - 面白いお話、いつもありがとうございます!!応援してます!! (2023年2月13日 21時) (レス) @page12 id: ca2116eb16 (このIDを非表示/違反報告)
空文 晴霧(プロフ) - AYMさん» コメントありがとうございます!! サバト編、ぜひお楽しみください( *¯ ꒳¯*) 11巻のutくん活躍シーンも私なりに描かせてもらってるので、いずれお目見えするのが楽しみです(´∀`) (2023年2月4日 17時) (レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 続編(15)おめでとうございます!!ミラちゃんいいですねえ!好き(告白)サバト編だから、あのemさんが見れるのか!wktkてか、そろそろで11巻のut活躍回が来るがミラちゃんは見るのかな?見たら大興奮だろうなぁ、これからも無理せず頑張ってください!!応援してます! (2023年2月4日 14時) (レス) @page1 id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:空文 晴霧 | 作成日時:2023年2月3日 21時