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「あのねえ･･･。」
「あんなあ･･･。」
二人で仕事やメンバーの事なんか、何気ない会話をして。
慌ただしく過ぎていく毎日の中で、こんな風に、廉と二人でゆっくりと過ごせる時間が幸せで仕方ない。
廉と二人だけでゆったりと過ごせる時間が、もっとあれば良いんだけどなあ。
有り難い事に、毎日沢山のお仕事をいただいて、中々そんな時間も無いんだよね。
だから、漸く出来たこの時間を、大切に廉と二人で過ごして。
廉も同じように感じてくれてるみたいで、俺に合わせてくれるんだ。
そうして二人で色んな事を話していて。
でも、楽しそうに話す廉を見てたら、もっと直接廉の体温を感じたくなって･･･
「ねえ、廉？こっち来て？」
「ええ？何でよ？このままの方がええやん。」
廉は俺の顔を見て話したいみたいなんだけどさ。
廉て何気に、俺の顔大好きだからさ。(前にそんな事言われたから)
「俺だって廉の可愛い顔見てたいけど、もっと廉とくっ付きたいんだもん。」
「えー。」
俺の言葉に何かを感じたみたいで、思いっきり顔を顰めて。
「くっ付いた方が、もっと温かいだろ？」
「そらそうやけど･･･。」
「ほら、おいで？」
ちょっと強引に手を引いて、廉を前に向かせて、俺の足の間に座らせて二人で浸かる。
離れちゃわないように、廉を後ろからぎゅっと抱き締めるんだ。
「ふふっ、廉来たーっ。」
「もお、窮屈やなあ。」
「だって、廉と離れたくないんだもん。」
廉は文句を言ってるけど、絶対離してやらないんだから。
そう言う廉だって、俺を引き剥がすような事はしないし。
お湯の中で直接廉の体温を感じて、二人でいるこの時間に、更に幸せを感じて。
そしてまた他愛の無い会話をして、話の隙を見ては、廉の頬や項や肩にチュッとキスをした。
その度に、廉は擽ったそうにして。
「もおー。」
そう言って廉が俺を見たら、透かさずチュッと唇にキスをして。
廉も会話の合間に、まるで待ってるみたいに俺を見るから。
またチュッと唇にキスをして。
時々ちょっと、長めのキスをして。
そうして二人、心も身体も芯から温まってくる。
「ちょ、紫耀？当たってるんやけど。」
「当ててるんだもん。」
そんな風に廉と密着してキスを繰り返してたら、嫌でも俺の期待も高まってきちゃって。
俺の
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年11月6日 0時
