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「しょー！このネックレス可愛くない？」
「ああ、可愛いねえ。」
紫耀に見せたスマホの画面には、俺の好きな某ブランドの新商品。
ずっと目を付けてたんだよね。
でも、お値段もちょっと、中々なもので。
そんな時にお強請りするのは･･･。
「ねー、しょー？これ、欲しいなあ。」
神と同様に、上目遣いと甘えた声で訴える。
「自分で買いなさい。」
流石にすぐには、うんとは言ってくれない。
「えー、俺、お金無いもん。」
「何言ってんの。それくらい自分で買えるだろ？」
軽く
「やだ！紫耀に買って欲しいんだもん！」
「もー、我が儘言うんじゃないの。」
ちょっと紫耀が呆れてきてるけど、もうちょっと粘ってみる。
「ねー、しょー、お願い！お願いお願い！」
「あーもー、煩いなあ。誕生日にな？」
「わーい！やったあ！ありがと、しょー！」
「はいはい、分かった分かった。」
ってな感じで、紫耀もこんな風にね？
面倒臭がりな紫耀は、俺がこうやってしつこくすると、疲れちゃって。
諦めて、俺の言う事、聞いてくれるんだ。
結局紫耀も、俺に甘いんだから。
大体紫耀は兄貴って感じで、男気があって、気前も良いからさ。
しょっちゅうじゃないけど、偶になら、ちょっと高い物だって強請れちゃうんだよね。
だけど･･･こんな俺にも、融通の利かない相手が一人･･･。
「岸くーん！ジュース奢ってー！」
「嫌だよ！何で俺が！」
King&Princeのドケチ大王、岸優太。
この《国民的倹約家》は、全然奢ってくれたりしないんだ。(男気じゃんけんで負ける以外は)
そう、たったのジュース一本だって。
「ダメだよ海人。岸君に奢って貰うなら、俺みたいに土下座くらいしないと。」
「えー？岸君に土下座すんのはやだー！」
「ちょ、紫耀！海人にそんなの教えんなよ！」
紫耀は面白かったり、楽しかったりする為には、全力で身体張るから。
土下座までして、岸君を困らせて面白がるんだもん。
流石に俺は、そこまでは出来なくて。
「ねー、岸くうん。おねがあい。ジュース･･･奢ってぇ？」
「ちょ、海人･･･。」
岸君の逞しい身体に抱き付いて。
飛び切りの上目遣いで見つめて。
思いっきり甘えた声を出して。
「ね？俺･･･岸君の事、大好きだから･･･お願い･･･。」
「うっ･･･。」
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弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んでいただき有難う御座います。リクエスト作品UPしましたのでご覧下さい。『Home Sweet Home ３６』『Illness of love』です。ご要望いただいた内容になっているか不安ですが、読んでいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。 (2022年6月2日 1時) (
レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 全然いつになっても大丈夫です！はい！ありがとうございます！ (2021年10月23日 0時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
弥勒(プロフ) - みみさん» 弥勒の作品を読んで頂き有難う御座います！応援有難う御座います！励みになります！関ジュ時代の紫耀廉ですね？只今リクエストが込み合っておりますので、気長にお待ち頂けたら幸いです。(^^;) (2021年10月22日 20時) (レス) id: 12c1df49ab (このIDを非表示/違反報告)
みみ - こんにちは、すごく素敵なお話、楽しく読ませてもらっています！もしよければ、関ジュ時代の紫耀廉のお話何か書いていただきたいです…!全然気が向いたらでいいので！これからも更新応援しています^^ (2021年10月18日 23時) (レス) id: d44d69cc3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥勒
| 作成日時：2021年10月7日 0時
