Home Sweet Home ２３ (ページ40)

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「それなのに、お前･･･俺の前で岸君とか他の男にベタベタくっ付いたりするから･･･。」

「ベタベタって･･･そんなん言われても･･･。」

紫耀がそんな風に思ってるなんて知らんかったし、俺が優太とくっ付くのも今更やし。

「俺を、廉の彼氏にして下さい。お願いします。」

「･･･は？彼氏？･･･え？ええ？」

あかん･･･頭が全然回らん。

こいつは何を言うてんやろう。

突然の紫耀の告白に頭が全然付いて行かん。

「あの･･･ちょっと考えさせて？」

どう答えてええんか分からずに思わずそんな事を言ってしまった。

「え？考えてくれるの？」

「え？だって、マジなんやろ？なら、ちゃんと考えなあかんやろ？」

紫耀が驚くからそれに俺も驚いて。

だっていつも自信満々な紫耀が、自分でもどうしたらええんか分からんくらい俺を好きになって戸惑ってるって事やろ？

だったら俺も真剣に考えて答えてやらんと。

「お前･･･ほんと、そういうとこ。」

また紫耀が大きな溜め息を吐いた。

「ごめん、廉、一分だけ･･･。」

「え？」

気が付いたら紫耀の腕の中に居た。

正面から抱き締められて、いつかのドラマの台詞(セリフ)みたいやなんて考えながらじっとしとると、紫耀の心臓の音が伝わってきた。

トクトクトクトク･･･。

それは尋常や無い速さで。

それだけで紫耀がどれだけ緊張していて、どれだけ俺の事を想っているのかが理解出来てしまった。

今すぐには答え出せんけど、ちゃんと考えて、ちゃんと答えてやろう。

「はー、好き。」

「ふはっ、分かったから。ちょお、もう一分越えてんで？」

せやのに紫耀は俺を離してくれんかった。

あの頃の俺の気持ちが跳ね返って来んくてほんまに良かった。

紫耀に嫌われなくて良かったって、心底ほっとする自分が居た。

紫耀が俺の事を好きでいてくれてる事に･･･。

ちゃんと考えるから、もうちょっとだけ･･･待っといてな？

ＥＮＤ．

廉君紫耀君から誕プレ貰ったのかな？一体何だったんだろう。
昨日廉君《ZIP!》で初キスとか言ってたけど、既にトカゲちゃんとキスしてたわ。人間の女の人とのキスシーンはいつになるのかな。お芝居頑張るって言ってる廉君だから、いつかはそんな事もあるだろうから今からちゃんと練習しておかないとね。
と言う訳で、今度は《キス練》の話書いてみよう。