Home Sweet Home １ (ページ47)

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普段は難なく熟してるアクションの中、緊張感が途切れる瞬間が出てきて怪我をするようになった。

幸い、動けなくなるような大きな怪我では無かったが。

それでも、今まで通りのパフォーマンスをする事が難しくなってしまって。

それは内容を一部変更しなければならなくなる程やった。

何回も観に来てくれているお客さんには気付かれたやろう。

内容が少し変わっている事を。

それでも、質を落とさないよう、最高のパフォーマンスをしなければ。

「紫耀そろそろ限界だからさ･･･廉が傍に居てあげて？」

紫耀の顔を覗き込みながら海人が言う。

「何で俺が･･･。」

意味が分からず考えていた。

「紫耀にとっては･･･廉が一番の癒しだからさ･･･。」

「は？」

何言うてんねん。

俺が紫耀の一番の癒しって･･･。

それって一体どうしたらええんよ。

どうしたら紫耀を癒してやれるんよ。

俺にはそれがどうすればええのか分からんかった。