Home Sweet Home １ (ページ41)

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１　Curtain Call（しょうれん）ページ41

廉side.

「紫耀、此処で寝んなよ。寝んならベッド行けや。紫耀？紫耀って。」

俺と紫耀と海人との《KING》三人での《JOHNNYS’IsLAND》舞台中。

楽屋の硬い床に俯せに突っ伏して眠っている紫耀。

このままだと身体も冷えるし何処か痛めてまいそうや。

そう思って起こそうと声を掛けたり、軽くぽんぽんと身体を叩いたり。

幸い楽屋(ここ)には紫耀が自前で持ち込んだベッドが置いてある。

せやからそこで寝てくれたらええんやけど･･･。

っていうか、最初っからそこで寝ろや。

何の為にベッド持ち込んだんやって。

「紫耀？起きって。紫耀？」

残念やけど、か弱い俺には紫耀をベッドまで抱っこして運べる自信無い。

優太とか神やったらいけるんやろうけど･･･。

今は海人もおらんし、二人で運ぶ事も出来んし。

俺にはこうやって声を掛けて身体を揺さ振る位しか･･･。

「んんー･･･。」

すると、俺の声に反応したのか身動ぐ紫耀。

あ、今なら起きてくれるかも。

「紫耀、起きて？ベッド行けって。風邪引くやろ？」

「･･･。」

数秒時が止まった後、突然紫耀がむくりと起き上がる。

目は半分閉じたまま。

やっとベッドに行くのかと思ってその様子を見つめていると、いきなり腕を掴まれた。