Home Sweet Home １ (ページ38)

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ヤバい･･･めちゃくちゃエロイんだけど。

今すぐ押し倒したい･･･めちゃくちゃにしてやりたい･･･。

そんな衝動を必死に追い遣る。

俺がお前を欲しがって無いとでも思ってるの？

俺がどんなにお前を欲しいと思っているのか･･･。

「･･･欲しい、めちゃくちゃ･･･廉が欲しい･･･いつだって･･･今だって･･･お前だけが欲しいよ･･･。」

すると、今の熱色は何処へ行ったのか。

急に無邪気な子供のように嬉しそうに微笑んだ。

「ほんまやな･･･？」

廉が俺の胸倉を掴んでぐっと引き寄せる。

俺の唇をぺろりと一つ嘗めると、そのまま深く重ねられた。

「ん･･･ふっ･･･んん･･･。」

何度も何度も角度を変えて、お互いの唇を深く貪り合う。

二人きりの部屋に湿った音と甘い息遣いだけが響いて。

ああ、今すぐ廉が欲しい･･･。

扉の向こうでは人の行き交う音が小さく聞こえてくる。

今その扉を開けられてしまったら。

俺達はどうなってしまうんだろう･･･。

「･･･しょお･･･。」

他所事を考えている俺を甘い熱の渦に引き戻すように、色を帯びた声で名を呼ぶ。

そして俺達は暫くの間、甘い熱の交換を繰り返した。

暫くして、廉の唇が名残惜しそうに俺から離れていく。