Home Sweet Home １ (ページ34)

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「俺もうさちゃん気質だから･･･俺も寂しいと死んじゃうんだから･･･。」

「は？」

戸惑った顔をする廉。

「だから、廉もいつも俺の傍に居て？俺が寂しくならないように。廉が傍に居てくれたら、俺の心は休まるんだから。･･･」

「･･･紫耀･･･。」

困ったように俺を見つめる廉。

「･･･だから、いつだって俺を呼んで？廉が寂しく無いように･･･俺が寂しく無いように･･･。」

見つめる廉の瞳が揺れる。

「廉と一緒に居たい。廉の傍に居たい。廉とずっと離れたくない。お願い･･･廉･･･。」

「･･･。」

さっきより水分が多くなった気がする廉の瞳がキラキラと光る。

廉は優し過ぎるから。

廉の為にって言っても聞いてくれないだろう。

だから、俺の為にって･･･そう言ってお願いするんだ。

「だから、いつだって俺を呼んで？寂しい時だけじゃなくても良いから。」

俺よりも華奢なその身体をそっと抱き締めた。

「･･･紫耀･･･ありがと･･･。」

耳元で廉が小さく囁いた。

「物理的にどうしても会えない時はほんとごめんだけど、そういう時は電話でいっぱい話そ？ビデオ通話でさ。」

「･･･ん･･･分かった･･･。」

廉の長い腕がまた俺の背中にぎゅっと回された。