Home Sweet Home １ (ページ25)

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「もー！可愛いー！」

更にぎゅうぎゅうと締め付けてやった。

「痛た！せやから、痛いって！」

廉が苦しげに声を上げる。

「分かった！じゃあ、誰も居ない時は膝(ここ)に来て？お願い！」

自分の膝をポンポンと叩きながら上目遣いに廉を見つめる。

俺の上目遣い(これ)に廉は弱いって知ってるんだ。

「うっ･･･も･･･しゃーないなっ･･･。」

ぶっきら棒にそう言って、俺の膝から強引に立ち上がった。

めっちゃ照れてるじゃん。

「優太ー！」

そして廉は逃げるように岸君の所に行ってしまった。

「俺は何を見せられてんの？」

呆れる神の事は無視して、俺は廉と二人きりになれる時間を想像して思い切りニヤけていた。

早くお前と二人きりになりたいな。

俺の膝の上はいつだって空けておくよ。

此処がお前の特等席(Special seat)だから。

ＥＮＤ．

先輩後輩関係無く色んな人の膝に座る廉君。廉君のお尻の骨が刺さった被害者多数だって。