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百九十五話 ページ46

『…あなたまで、何言ってるの…』



ここに来ると、いつか、城を追われてジミンと離れ離れになってしまった日のことを思い出す。



JM「ジョングクを追ってください。

そして、あいつと生きてください。」

『、そんなことできるわけないでしょう!

それに、私がいなくなったらジミンはどうするのよ!?』

JM「…ソクジン陛下の側近になることになっています。」

『…、何よそれ!最初から決めてたの!?』

JM「あなたは、自分で自分のことがわからないんですか?」

『っ、』

JM「自由に生きてください。それが俺の願いです。」


優しく笑うジミンに、もう自分でもよくわからない感情が押し寄せて、息が苦しくなる。



『…私、ここを出ていくつもりないよ。』

JM「だめです。」

『嫌。』

JM「…、

わからずや!


あなたが出てけば実質俺は出世です!
だからとっとと出ていってください!」

『はぁ!?

ジミンなんて私がいないと何もできないくせに!』

JM「それはあなたでしょう!俺は別にA様がいなくなっても平気です!」

『!!

わかったわよ。そんなに言うなら出て行くわよ!!』

JM「…、」




キッと私をにらむジミンに背を向けて、待たせていた馬の元まで行き、門へ向かう。

後ろから強い視線を感じるけど振り向かない。








ジミンの馬鹿。

ひどいじゃない。












































ほんと、

演技が下手なんだから。









『、ジミン!』

JM「っ、」






耐え切れずに引き返し、勢いよく胸へ飛び込んだ私を、彼は受け止めてくれた。






『ジミン、

私、行くね。』

JM「…はい。」

『今まで本当にありがとう。

私なんかを側で支えてくれてありがとう!



私、あなたがいたからここまでやってこられたよ。』

JM「それは、

俺も同じです…、」



少しだけ震えているジミンの声に気づかないフリをして、彼を抱きしめる腕に力を込める。



JM「今日は、前の時みたいな別れじゃない。

また絶対に会えます。



いつでも俺は、あなたを待っています。」

『必ず。

会いに行くよ。』

JM「はい。」



顔を上げると、いつものように目を細めて笑うジミンに、私も笑顔を返す。

私の一番大好きな笑顔。




ずっと、大好きな人。















『ジミン、大好きよ。』




















JM「俺も、大好きです。


どうか、幸せに。

俺の一生で、
ただ一人だけの姫君。」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 韓ドラ   
作品ジャンル:恋愛
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d2y - 色々な作品を物色し見てはこの作品に戻り、、を繰り返し4周しました!とてもとても素敵な作品で、大好きです!もちろんbtsは最高ですが彼ら抜きでも良いと感じられる物語でした。ミロ様、いつも楽しい時間をありがとうございます!これからもずっと応援してます! (1月11日 12時) (レス) @page50 id: 9d014a95bc (このIDを非表示/違反報告)
はんだごて - 少し間を空けて2周しましたが、何度でも読みたい作品でした!!本当にお金出して見たくてせめてWiFi切りました!!!形に残してほしいほど貴方には才能があると思います。とても素敵な作品をありがとうございます!ずっとずっと応援してます無理なさらずご自愛ください (2022年9月15日 12時) (レス) @page50 id: 95ed82d62c (このIDを非表示/違反報告)
ソヨン - もう大好き過ぎます(;ω;)今回もたっぷり泣かせてもらいました! (2022年4月13日 16時) (レス) @page50 id: bd4a77815f (このIDを非表示/違反報告)
あられ - めっちゃ泣いた。ありがとう。 (2022年2月20日 18時) (レス) @page50 id: 99b69b2f94 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃもち - ジミンちゃんが切なすぎます。。。。涙が。。。。素敵なお話でした👏🏻💫 (2021年12月24日 16時) (レス) @page50 id: 2a9c6ecc5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミロ | 作成日時:2019年8月17日 22時

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