ラブホリック・ユンギ ページ4
なんてこった…!!
JK「ぐう、もう、おにいさ、だもん。」
『いやぁぁぁあ!ちがうちがう!ジョングク君は赤ちゃんじゃないよ!ちがうもんね?!なーに言ってんだろこのおばさんはぁ!?えい!ほら、やっつけよ、えい!!』
しゃくり上げ始めたジョングク君に慌て、自分で自分を殴りつけて笑いを取ろうとするも、通りすがる人々の冷めた視線以外なにも得るものはなかった。
はっとして、地面を見ると、ジョングク君に叩きつけられ、心なしか先ほどよりくたびれた様子のうさ耳カチューシャ。
あんなところに放っておいたら誰かに踏まれてしまう!!
そしたらもうジョングク君のうさ耳姿が見れない…!!(しつこい)
這いつくばって拾いに行こうとするも、
JK「ひ、ぅう〜」
『わ〜ん!泣かないで!よしよしいい子〜!』
今にも大泣きしそうなジョングク君に、慌てて引き返す。
ああ…!
誰か、私のうさ耳を救ってください…!
目を血走らせてカチューシャを凝視していると、向こうからやってきた人が、すっと拾い上げる。
『あ!そのカチューシャ、この子の…
って、ユンギ君!』
YG「なにしてんの?」
『あいやぁー!ユンギ君、ありがとう…!』
現れた救世主に合掌する私を無視し、ジョングク君の前にしゃがみこむ。
YG「おい、ジョングク。」
JK「…ヒョン?」
YG「これ、ジンヒョンに買ってもらったんだろ?投げたらだめ。そうだろ?」
厳しいながらも優しい口調のユンギ君に、コクコクと頷くジョングク君。
と、手も足も出ない私。
JK「でも…」
YG「あ?」
JK「あかちゃんのだって…」
そう言ってカチューシャを指差す。
ああ、もうほんとに私のバカ!!
また俯いてしまったジョングク君に、ユンギ君はしばし考えたような顔をした後、
JK「あ!」
少しばかり乱暴に、ジョングク君の頭にカチューシャをつける。
YG「似合ってるからいんじゃね?」
そう言って、くしゃっと頭を撫でる。
え、待って。なにこの男。
ほんとに小学生か?
『いやぁ、これからはユンギ君のこと、師匠と呼ばせていただこう。』
YG「絶対やめて。」
JK「ししょー!」
ユンギ君の言葉に、すっかり機嫌が直ったジョングク君を連れて、売店を出ると、
『あれ?皆は?』
YG「…いねえな。」
出ました迷子。
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時