脱兎の如くとはよく言ったもので ページ24
なんとも言えない気持ちを抱えたまま、あれよあれという間に運動会当日になってしまった。
JN「やー!晴れて良かったね!」
『そうですね!』
HS「ジンヒョンお弁当食べたい!」
JN「まだ!」
早起きして、場所取りをしたので、とても見やすい位置にシートを敷けた私達は、保護者席の最前列を陣取っている。
そして、やはりここでも目立ってしょうがないキム家。
YG「はー。ひと多い。俺帰ってもいい?」
JN「だめ!」
NJ「Aヌナは、最初はジョングクとの競技?」
『うん、そうみたい。』
NJ「で、そのあと双子のリレーか。」
『うん。…え?』
あれ、いまなんて言った?
パッとナムジュン君の顔を見ると、不思議そうな顔を浮かべている。
『え、テヒョン君とジミン君て、双子なの!?』
NJ「え。え!?そうだけど…」
うそ。
知らなかった!!!
でもそうじゃん、そういえば2人年が同じだもん。むしろ…
YG「なんで今まで気づかなかったんだよ。」
ですよねー!!
JN「たしかに2人、見た目も性格も全然違うもんね。」
『はい。…めちゃくちゃびっくりしています。』
だけど、言われてみれば…と思い当たる節が沢山ある。
今だって、続々と入場する子どもたちの中で、その2人だけがしっかりと手を繋いで歩いてきている。
あれ?テヒョン君、ジミン君のクラスに混じってるけどいいのか?
あ、先生が回収しに来た。
JN「やー…テヒョン…。」
や、ほんと先生毎日お疲れ様です。
HS「ヌナはたくさん種目でるけど…ジンヒョンは何も出ないの?」
JN「そんなわけないだろー!ぼくは目玉競技の父兄障害物競走に参加するんだから!」
YG「…大丈夫なの?」
HS「僕、代わろうか?」
JN「やー!どういう意味だよ!」
弟たちにからかわれる先輩を見てケラケラと笑う。
そういえば、先輩がスポーツしてるところは見たことがないな。
これは必見だ。
楽しみでニヤニヤしているうちに、
NJ「あ!ジョングギー!」
ジョングク君参加の、3歳児のかけっこが始まった。
『ジョングク君がんばってー!』
大声で叫ぶと、こちらに気付いたジョングク君が嬉しそうに顔を輝かせる。
それを見た親たちがあまりの可愛さにため息をついた。
ええ、わかります。
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ミロ(プロフ) - たるぎさん» 独占欲強めのぐぅちゃん気に入っていただけましたでしょうか?(*^^*)こちらこそ嬉しいコメントをありがとうございます!(*^^*)続編もあるので、よろしければ!!( ´ ▽ ` ) (2020年4月24日 12時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
たるぎ - 3歳児ぐうちゃんが大好きすぎて養いたいです、、(( ヌナは僕のヌナとか言われたらもう爆死です、、こんな素敵な作品ありがとうございます! (2020年4月12日 13時) (レス) id: 02c334fcba (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - やまれさん» やまれ様 やまれ様〜!!!そんなこと言ってもらえると、ほんとに終わりたくなくなっちゃいます〜( ; ; )(意志弱)3も、お話めいっぱい詰め込んで頑張るので、どうか最後まで楽しんでやってください(´;ω;`) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - wakamilku__084さん» wakamilku様 ニヤニヤしてくださってるんですね?私にとってそんな嬉しいことないです…!(^ ^)わぁ、嬉しいお言葉!!数年後とかも書けたら楽しいかもですね!(私が)その時は是非見てやってください!(o^^o) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - バンタンさん» バンタン様 7くらいまで…!!続けたぁ〜い!!(笑)もう、そう言ってもらえることが嬉しすぎます!!本当にありがとうございます(*^^*) (2019年1月27日 21時) (レス) id: b0ccc01646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2018年12月27日 21時