番外編【私達が居た時間】�� ページ44
私が作った花束は、そのままお店の中の花瓶に生けられた。
センス疑われるよと止めたけれど、手放せるわけないじゃん。と笑顔を向けられ、それ以上は何も言えなかった。
馬鹿だなぁ、ほんとに。
・
それから1時間後、ジョングクは無事作っていた花束を完成させ、その配達を頼まれた私は、小さくて、だけどおしゃれで可愛いカフェの前に立っていた。
『お邪魔します。
花束を届けに参りました。』
「あー！ちょっと待ってください！」
店の中に入ると、厨房からエプロンを付けた男性がばたばたと慌しく出てきた。
彼が走ってきた方から、ガシャンと物が落ちる音がしたけれど大丈夫かしら？
「わぁ、立派な花束だね。」
『ありがとうございます！』
「君が作ったの？」
『いえ。うちの店長が。』
「へぇ。」
センスいいね。と微笑んでくれたその人に、褒められたのは自分ではないのに嬉しくなってしまう。
それにしてもかっこいい店員さんだな。
エンジ色のエプロンがとてもよく似合っている。
「ごめんね、今手が塞がってて。
それをもって奥の部屋で待っててもらってもいいかな？」
『あ、はい。分かりました。』
店員さんに案内され、お店の奥にある小さなドアに手をかける。
あれ。もしかして、サプライズ用の花束だったりする？
だとしたら普通に持って入っちゃっていいのかな？
まぁ、でも、その時はその時だよね。
そう思い、ドアを開けた瞬間＿＿
パン！パンパン！！
『っわ！！』
突然大きく響いた音に、ひっくり返りそうになった。
ドキドキと激しく動く心臓を押さえながら、目の前でくすくす笑う二人をじろりと睨む。
『ちょっと、どういうつもり？
テヒョン、ジョングク。』
JK「だから、クラッカーはやめよって言ったじゃん。」
TH「でも、お祝い事といえばこれじゃんか！」
番外編【私達が居た時間】��→←番外編【私達が居た時間】� �4/8up）
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kairu(プロフ) - こんなに心を揺さぶられる作品は初めてで本当に読み終わった事が悲しいやら、嬉しいやらです。本当にひとつの素晴らしい映画を見終わった様な気持ちです。ジミンペンなんですけど、グクペンになりそうです。まだ涙が止まらないです。素晴らしい作品ありがとうございます (2021年4月27日 19時) (
レス) id: df72f9e897 (このIDを非表示/違反報告)
リユン - すごい感動しました！読んでいくうちに自然に涙が溢れてきて、読んでよかった！！という気持ちになりました､！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 00bef8cb3c (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - そんな…泣かさないでぇ。涙枯れる (2020年11月28日 14時) (レス) id: e9d90d82df (このIDを非表示/違反報告)
kurikurina(プロフ) - すごい感動しました！！私が好きな小説と似ている設定だったので余計にグッとくるものがあって…最高でした！！ (2020年9月27日 1時) (レス) id: 5527e740c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - オトさん» わぁあ！それは嬉しすぎるご連絡です。すごく嬉しい・・・ありがとうございます！！(o^∀^o)どちらも思い出深い作品なので、そのように言っていただきとても嬉しいです。ありごとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2020年9月1日 23時) (レス) id: b1cdd73458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月29日 23時
