知らない顔 ページ23
・
『…ん、』
目元に差し込んだ眩しい光に、
瞬きを繰り返しながらゆっくりと目を開く。
『ん？
あれ、私…
っわ！』
JK「ん、」
隣でもぞもぞと動く気配に、思わず大きな声を出す。
ああ、そうか。
私、昨日ジョングクの部屋で眠ったんだっけ。
私がうるさくしたせいか、
同じく目が覚めたらしいジョングクが体を起こし、ぼーっとした目で私のことを見つめる。
『あ、ジョング、』
JK「…誰？」
『っ、』
ぐっと寄せられた彼の眉間の皺にハッとする。
途端にドキドキと音を立て始めた心臓に、落ち着け。と何度も脳から信号を送った。
『あ、私は、少し前からここであなたとテヒョンと一緒に住んでるクォン・Aと言って、』
JK「は？
同居人に女の人なんていなかったはずだけど。」
『っ、それは…』
JK「てか、普通に怖いです。
今すぐ出て行ってくれませんか？」
どうしよう。
説明しようと思うのに、うまく言葉が出てこない。
それに、
まるで不審者を見るよな鋭い目つきで私を見る…いや、睨んでいるジョングクに、
声が震えてうまく話すことが出来ない。
『そ…うだ、
携帯！
携帯を見て！』
JK「携帯？」
『そこに全部書いてあるはずだから。』
JK「…何もないけど、
あ！」
『ごめん、ちょっとだけ見せて！』
怪訝そうな顔をしたジョングクから携帯を奪い取り、前に開いた彼の日記を探すけれど…
『…、なんで…』
JK「…もう、いいですか？」
『っ、』
どこを探しても、データが見つからなくて。
さらに、
部屋の中をよく見てみれば、
天井に貼られていた�犒搬咾鮓�ろ�瓩猟イ蟷罎癲�机の上に飾られていたテヒョンと3人で撮った私達の写真も、全部全部消えてしまっていた。
『…どうして…』
JK「…」
こんな状況になって、
今までのジョングクとの関係は、全部彼の努力があってこそ成り立っていたものだと痛感させられる。
だけど、
写真を飾る時、
�爐海Δ靴討�けば、安心でしょ？��
と言って笑ったジョングクを思い出して、もう一度今目の前にいる彼に向き合う。
『聞いて、ジョングク。
あなたは…』
JK「っ、はなせっ、」
『っ！』
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kairu(プロフ) - こんなに心を揺さぶられる作品は初めてで本当に読み終わった事が悲しいやら、嬉しいやらです。本当にひとつの素晴らしい映画を見終わった様な気持ちです。ジミンペンなんですけど、グクペンになりそうです。まだ涙が止まらないです。素晴らしい作品ありがとうございます (2021年4月27日 19時) (
レス) id: df72f9e897 (このIDを非表示/違反報告)
リユン - すごい感動しました！読んでいくうちに自然に涙が溢れてきて、読んでよかった！！という気持ちになりました､！ (2021年2月14日 23時) (レス) id: 00bef8cb3c (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - そんな…泣かさないでぇ。涙枯れる (2020年11月28日 14時) (レス) id: e9d90d82df (このIDを非表示/違反報告)
kurikurina(プロフ) - すごい感動しました！！私が好きな小説と似ている設定だったので余計にグッとくるものがあって…最高でした！！ (2020年9月27日 1時) (レス) id: 5527e740c4 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - オトさん» わぁあ！それは嬉しすぎるご連絡です。すごく嬉しい・・・ありがとうございます！！(o^∀^o)どちらも思い出深い作品なので、そのように言っていただきとても嬉しいです。ありごとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2020年9月1日 23時) (レス) id: b1cdd73458 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年9月29日 23時
