君が好きだと叫びたい ２【完】

おかしな話だもの ページ10

TH「あ、もー2人とも何してんの？


って、先生？」

JM「え？ほんとだ。」



ずらずらと出てきたのは、やっぱりよく知った顔で。


『ははは。いいですねぇ。合コンか何か？ははは。』

JK「先生、違います、これは…」

『それじゃ、私は予定があるので。







青春したまえ、生徒諸君！！』





何か言おうとするジョングク君の言葉を遮って、猛ダッシュでその場を後にする。
















くっそ！くっそ！！







やっぱり、からかわれてたんじゃないか！！























やべー、恥ずかしい！
ドギマギしてしまってた今までの私恥ずかしい！！
何本気にしちゃってんだよ、んなわけねぇじゃん！
ぶっ飛ばすぞ！？





顔から火が出そうになりながら猛ダッシュで走り、土手を登って土手を降り、草むらの中にダイブする。

































…って、さすがにそれはないか。


冷静になって、今までのジョングク君の言動や、彼の表情を思い出してみても、それが全て私をからかうためにやったものだとはどうしても思えない。






だとしたら、


単純に心変わりしたのだろう。


まあ、最初からあんなイケメン高校生がこんなしがない教師を好きになるなんて、ちゃんちゃらおかしい話なんだし。



なのに、









『おい、喜べよ自分。

なんでこんな、』











ちょっぴり悲しい気持ちになってんだ？






1番おかしいのは、

すこーしだけ傷ついてる私の心。






















「やっ、と、見つけた…！」

『！？』


頭上から降ってきた声に、慌てて草むらから起き上がる。




え。

なんで。















「なんですか？その顔は。」

『いや、別に通常装備ですけど。』
















JM「もしかして、惜しくなりました？

ジョングクのこと。」





























なんで、あんたがここにいる？

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