王子様の魔法 ページ5
『わ！
行くよユンギ君！！GOGO！！！』
YG「はいはい。」
響き渡ったピストルの音に、ハッとして走り出す。
私が引っ張っていくつもりが、反対にユンギ君にリードしてもらいながらゴールを目指していることに、なんとなく複雑な感情を抱きながら。
さすがに、ぶっちぎりで若い私達は、他の走者の追随を許さず、余裕の１位到着。
『やったね！！ユンギ君！！』
YG「ん。」
嬉しさのあまり彼に向けて両手を開いたけれど、予想通り全力で拒否された。
皆、私達の勇姿見ててくれたかな！？
ドキドキしながら、皆のいるシートを見て地面にアゴが着く。
全員、寝てら。
・
JN「本当に、ごめんなさい。」
『へっ。
先輩は私より親父どもの方がいいんですね。
へっ。』
JN「そんなわけないじゃん！！
いや、でも僕が悪いね…」
『…。』
シートに戻るなり、私に謝り続けるソクジン先輩に、本当はとっくに許してるけれども眉を下げてしゅんとするその姿が可愛すぎてほんの少し意地悪をしてしまう。
あー、可愛い。
可愛すぎてムラムラ、間違えた。ドキドキしてしまう。
JN「ねぇ、こっち向いて？」
『えー？』
心細そうな声に、我慢できずに先輩の方に顔を向けると…
ちゅっ
『なっ！？』
JN「ふふ」
微かに唇に触れた柔らかい感触に、瞬時に顔に熱が集まり、ぶっ倒れそうになる。
そんな私の反応を見て、クスクスと笑う先輩は、
ほんの少し酔ってるのかな？
あー、なんかずるいな。
『こんな所で誰かに見られたらどうするんですか？』
JN「誰も見てないから大丈夫だよ。
機嫌、直った？」
『…こんなもんじゃ足りんのです。』
本当は、機嫌が直るどころか幸せ過ぎて天にも召されそうな程だったけれど、
うん。
どーせならもっと欲しくて。
すぐ隣に座る完璧な王子様は、
少し潤んだ瞳で私の顔を覗き込む。
誰も見ていないことを確認して、そっと目を閉じると、再び降ってきた暖かいキスに、今度こそ耐えきれずに仰向けに倒れ込んだ。
『…最高だ。』
JN「もう、終わり？」
『先輩、私を殺す気ですか？』
心臓壊れるぞ、まじで。
HS「(気付かないフリだっての。)」
NJ「(もー。)」
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ミロ(プロフ) - タハさん» 一つ一つにコメント残してくださりありがとうございます(＞人＜;)すごく嬉しいです！EXOも好きだったのでベクちゃん出しちゃいました！(o^^o)読んでくださり、ありがとうございます！(*^^*)私も大好きですよー！！ (2020年5月19日 13時) (
レス) id: 4091476ef1 (このIDを非表示/違反報告)
タハ - ベクが出てきた〜!!私、BTSのお話が好きなのですがEXOがでてきたの、と〜っても嬉しいですー(＞∀＜) ありがとうございます！ これからも頑張ってください☆ 大好きです(//ω//) (2020年5月18日 15時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - ミロさん» このお話自体大好きなので、これからも楽しみにしてます!! (2020年3月17日 15時) (レス) id: cee8523576 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - のししさん» お返事遅くなりすみません(＞人＜;)好きすぎてつい出てもらっちゃいました(*^^*)好きだと言っていただけでとても嬉しいです！(o^^o)ベクさん登場シーン、楽しんでもらえてたら嬉しいです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - 美空さん» お返事遅くなりすみません>_<エクセルさんなのですね！それを聞いて私も嬉しいです！ベクちゃんがオッパの主人公、羨ましすぎますね（笑）ベクさんまた出したいなぁ(о´∀`о) (2020年3月17日 0時) (レス) id: 5d7ae6ba18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年12月22日 21時
