大切にしたいのに【JN】 ページ48
JK「…ヌナ？」
「ジョングガ、起きてきちゃだめだよ…、」
JK「ヒョン、ヌナなんでねてるの？」
騒ぎに気づいたらしいジョングクが、ムンビン君の背中で眠るAちゃんを見て、熱のせいか潤んでいる瞳を大きく開ける。
MB「…ソクジンさん、ヌナを。」
「あ、うん。」
彼の背中からAちゃんを受け取ると、彼女は少しだけ身じろぎをしたけれど、目は覚まさないまま。
MB「子育て大変なのはわかりますけど、あんまりAヌナのことほっとくなら、
俺がもらっちゃいますよ？」
「…それはだめだよ。
絶対。」
MB「…なら、
もっとちゃんと、ヌナのこと見てあげてください。」
「…、」
MB「それじゃ、俺はこれで。」
まるで、頭を硬いもので殴られたみたいな衝撃だった。
去っていくムンビン君に、何も言い返すことができなかった。
だって、彼の言う通りだ。
僕はAちゃんの彼氏なのに。
彼女に何もしてあげられていない。
僕の腕の中で苦しそうに息をするAちゃんを、ぎゅっと力を込めて抱きしめる。
YG「…ヒョン、」
『先輩…？』
「！Aちゃん！？」
驚いて彼女の顔を見ると、少しだけ目を開いて、僕の顔を見つめていた。
『ジョングクくん、平気ですか…？』
「…っ」
彼女の言葉に、バレないように唇を噛む。
なんか、そうでもしないと涙が出てきそうで…。
JK「ヌナっ！！」
YG「ジョングク、お前は寝てなきゃ。
ヒョン、ヌナを運んであげて。」
「…うん。」
頷いた俺を見て、ユンギはジョングクを連れて寝室に向かう。
テヒョンやジミンも一緒に来たがったけど、ホソクとナムジュンが部屋に連れて行ってくれた。
再び眠ってしまったAちゃんをベッドに下ろし、彼女の部屋で2人きりになる。
「ごめんね…。」
ほんとに、ごめん。
こんなことしか言えなくて。
僕は一体、どれだけ彼女に我慢させてしまってるんだろう。
本当ならこんな時、一番に彼女の元に駆けつけなきゃいけないのは僕のはずなのに。
そんな当たり前のこともできないなんて、
彼氏失格だよね。
「死ぬほど大事なのにな…」
今は真っ赤に染まっている彼女の白いほっぺたを手で触れる。
こんなにも大切なのに、どう守ればいいのかわからないなんて…
僕はなんて小さいんだろう。
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー！とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 21時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや！！とんでもないです！！(´；Д；`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね！(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん！coco様お久しぶりです！！（ ; ; ）大好きだなんて言ってくれて嬉しいです！(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね！(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます！(＞人＜;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…（＾◇＾） (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます！続きも更新がんばります！(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年7月19日 23時
