私に任せなさい ページ27
『テヒョン君、ここはヌナに任せたまえ。』
TH「A？」
係員さんにペコペコ頭を下げた後、いまだUFOキャッチャーにへばりつくテヒョン君をそっと引き剥がす。
『この可愛らしいとらのぬいぐるみがいいんだよね？』
JM「…うん！」
『ヌナ、こう見えてUFOキャッチャーとか得意だから。』
テヒョン君がひっつきすぎて指紋だらけになったガラスを拭きながら子ども達に笑って見せる。
JK「ヌナ、しゅごい！」
『まぁ、見てな。』
＿＿＿30分後
『あれ…おっかしいなぁ！？』
おい。誰か。
30分前の私をぶん殴ってくれ。
JM「…とれないねぇ？」
TH「むつかしいねぇ。」
既に、この機械に5000円は納めているというのに、とらの可愛らしいぬいぐるみは一向に取れる気がしない。
『待ってね！！もー少しで取れるはずだから！！』
JM「ヌナ、もーいいよ？」
『そんな！！』
JM「だってヌナ、かわいそーなんだもん。」
『。』
本当に哀れんだような顔で私を見るジミン君に、とうとう力が抜けてへにゃへにゃとその場に座り込む。
『ち、力不足でした…』
TH「あー、ね。」
ぽん、と私の肩に手を置くテヒョン君に泣きそうになりながら、万が一にも何か取れてないかと取り出し口を確認してみる。
あ。
『見てよこれ。
こんなもんがキャッチできてたよ。
いらないよねこんなもん。』
いつのまにか獲得出来ていたのは、色のついた大して綺麗でもない石。
ピンクと青色が一個ずつ。
JM「ぼく、これほしいな。」
『え？ほんとに？』
TH「テテもっ！！」
『おお、まじか。』
なんの変哲もない石をキラキラとした目で見つめる2人に、ちょっと得意げになってしまう。
『じゃあ、2人に一個ずつあげるね。
ジョングク君はこれ食べちゃいそうだから、見せないようにして。』
「「わかった！」」
エンドレスUFOキャッチャーに飽きて、いつのまにか私の背中でぷうぷうと眠ってしまっていたジョングク君は、まだ起きそうにない。
ピンクをジミン君、青色をテヒョン君に渡すと、
双子達は本当に嬉しそうに、しばらくその石を眺めていた。
▽▽▽▽▽▽▽▽
新作です。
よろしければ…！(ノ_＜)
もしも願いが叶うなら
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タハ - 飽きるなんてとんでもないですよー！とっても面白くて、一人で笑っています。なので家族に変な顔を向けられます 笑 3章も楽しみにしてます！！ (2020年5月17日 21時) (
レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» いやいやいやいやいやいや！！とんでもないです！！(´；Д；`)でも大好きと言っていただけて嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようにがんばりますね！(*^ω^*) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - cocoさん» わーん！coco様お久しぶりです！！（ ; ; ）大好きだなんて言ってくれて嬉しいです！(//∇//)私も書いてて楽しい作品なので、これからも頑張りますね！(^o^)変な天気が続いていますが、coco様もお体気をつけてくださいね(о´∀`о) (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ヨナさん» ヨナちゃん ありがとうございます！(＞人＜;)ですよねーそう思ってなんとなく作り出したキャラの部長、かなり重宝しております…（＾◇＾） (2019年8月30日 21時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - アルムさん» アルム様 私もこの子どものくせに一丁前なこと言うユンちゃん気に入ってるので、三章楽しみにしていてください。えへ。嬉しいお言葉ありがとうございます！続きも更新がんばります！(o^^o) (2019年8月30日 20時) (レス) id: 7f0d569e54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年7月19日 23時
