1日目 ページ7
嘘でしょ…。
あまりのことに、頭がぐわんぐわんする。
もう一度、確かめるように眠る彼の顔を見てみるけど、やっぱり間違いなく、今テレビでキラキラ歌って踊っているJIMINさんと同一人物だ。
あんなにも、病院を行きたがらなかったのは、バレることを恐れたから？
でも、あのまま連れて行ってたら、間違いなく騒ぎになっていたし、私は狙撃されていたかもしれない。
よくわかんないけど、スーパースターなんでしょ？
いくら芸能界に疎くても、そんな人間が私みたいな一般の日本人と一緒にいたらまずいことくらいわかる。
なんなら、今のこの状況だって、バレたらかなりまずいよね…？
JM「ん…」
辛そうに唸るジミンさんに、心が痛くなる。
こんなにしんどそうなのに、病院も行けないなんて。
今からだって、連れて行ってしまえばいいのかもしれないけど。
それは、彼が望んでいないような気がして。
「あれ？」
さっきと比べて、顔が火照ってきてる彼の様子に気がつき、おでこに手を当ててみると案の定、すごい暑さで。
「うそ、熱上がってる…。」
暖かくなりつつある季節なのにも関わらず、ぶるぶると震えている。
「なんかないかな…っ。」
戸棚という戸棚を開け、何か彼を温めるものはないかと探し回る。
「あった！」
季節のせいか、奥の方に閉まってあった毛布を引っ張り出して、彼の元へと持っていく。
毛布をかけようと、布団をめくって驚く。
「ほっそい…。」
改めて彼を見ると、なんて細い体をしているんだろう…。
アイドルってこんなもの？
それにしたって、細すぎるよ。
JM「んん…」
震えは止まったけれど、熱は高いままだ。
冷えピタとか…。
薬局に行けば売ってるよね？
汗もすごいし、何か飲み物も買って来よう。
「ジミン…さん。少し外へ出ます。何か欲しいものはありますか？」
JM「そと…？」
「はい。何か適当に買ってくるので、待っててください。」
ポーッとした様子の彼にそう言い、外へ出ようと立ち上がった時だった。
「っ。ジミンさん？」
『いやだ、いかないで…っ』
私の手をぎゅっと掴み、何かを訴える。
何か、なんて…。
韓国語がわからなくても、彼の目を見たらわかる。
JM「いかないで…。」
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした！興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (
レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ！看護師さんなんですね！それはやっぱり続き書かないと…！(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです！(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています！^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか！！凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます！！ (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます！その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…！！！ (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2019年4月17日 22時
