3日目【JM】 ページ19
ジンヒョンの提案に、大人しくリビングへと戻る。
うまいこと丸め込まれたような気もしなくもないけど、Aの手料理を食べるチャンス、ここで逃したらもう2度と巡ってこない気がしたから。
あ、だめだ。
2度とないとかそんなこと考えたくないのに。
待っている間も、全然落ち着かなくて。
台所の方を何度も何度も見てしまう。
YG『そんな気になるなら手伝いでもすればいいだろ?』
『僕もそうしたいんですけど、Aが出来てからのお楽しみって言うから…』
いくらジンヒョンとはいえ、2人並んで料理させるなんてそりゃ嫌に決まってるよ。
ヒョンがAのこと好きになっちゃったらどうしようって思うと気が気じゃないし。
だけど、それ以上にAに嫌われたくない気持ちが強いんだ。
TH『びっくりするんだけど。そんなに好きになっちゃったの?』
JH『え!?好きなの!?』
『…もう、うるさいな!悪い!?』
やけくそで返事をした僕に皆が驚いた顔をする。
YG『まぁ美人だしな』
『!?ちょっと、やめてよ。ヒョンはもうAのこと見るの禁止!』
TH『うわーまじだ。本気で落ちちゃってるじゃん。』
僕だってびっくりしてるよ。
恋はするもんじゃんなくて落ちるものなんて、
いつか歌ったことでもありそうなフレーズ。
まさか自分がそんなことになるなんて思いもしなかった。
でも、だからって、余裕なさ過ぎる自分に時間差で恥ずかしくなる。
『ヒョン達ごめん、さっき生意気な態度とって…』
RM『いや。お前は反対すればするほど意地になるってわかってたのに、頭ごなしに否定して悪かったよ。』
ヒョン達は全然悪くないのに。
僕は本当にまわりに恵まれている。
JH『Aさん、いつ日本に帰っちゃうの?』
『明後日。』
JK『…ヒョン、辛くないんですか?』
『なにが?』
JK『だって、お別れするってわかってるじゃないですか。』
『あー、…ね。』
実際、別れの日を考えないわけじゃない。
頭では分かってる。
彼女と過ごす幸せな時間にはタイムリミットがあること。
だけど、今はただ…
『おまたせしました』
料理を持って現れたAに頬が緩むのが分かる。
少しでも彼女といたい。
今はただそれだけですごくすごく幸せなんだ。
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
ごめんなさいい!!
三日目がかなり長くなってしまったのでここで切ります。
5回更新だと息巻いたのにホラ吹いてすみません!!
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きの - 1本ドラマを見たような満足感とファンとしての満足感が素晴らしい作品でした!興奮して寝れなそうです笑 (2021年8月8日 0時) (レス) id: 5f6e363266 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - わぁ!看護師さんなんですね!それはやっぱり続き書かないと…!(o^^o)感情移入してくださって嬉しいです!(*^^*)私もこの2人はとても好きな2人なので、続きを書く日を楽しみにしています!^_^ (2019年5月29日 0時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - ミロさん» 本当ですか!!凄く嬉しいです(≧∀≦)看護師なので、ヒロインがお医者さんなのもなんだか感情移入してしまって…(笑)続きを楽しみにしてます!! (2019年5月26日 19時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - お月見さん» 読んでいただいてありがとうございます(o^^o)私も2人が再会できるのか気になるところなので、また是非続き書きたいと思ってます!その時は是非よろしくお願いします(*^^*) (2019年5月26日 12時) (レス) id: e16d743026 (このIDを非表示/違反報告)
お月見(プロフ) - すごく素敵なお話でした。続きが読みたいです…!!! (2019年5月24日 20時) (レス) id: 453a478b62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年4月17日 22時