恥ずかしい先輩 ページ15
ほらぁ、笑わなきゃって心配していると…
ふと、ファインダー越しにテヒョン君と目があった…気がした。
その瞬間、ふわりと花が咲くように笑った彼が、あんまり綺麗で身体が固まってしまったけれど、逃してなるものかと必死でシャッターを切った。
…今、もしかして私を見て笑ったのかな？
「ねぇ今テヒョン先輩私見て笑わなかった！？」
「そんなわけないだろうが現実見ろ」
「じゃあ、私？」
違うか。
結局、校長をも虜にしたのはやっぱり2年生の二人で、私の大好きな友達二人が今年のミスとミスターに選ばれた。実行委員がせっせと撒く紙ふぶきはちんけなものだったけれど、ステージ上で俯きがちにはみかみながら頭を下げるチェウォンは本当に本当に可愛かった。
ふと、隣にいるジミンのことが気になり横目で親友たちに拍手を送る幼馴染を見てみると、
JM「なに？」
すぐに気づかれてがっつり目があった。
『…正直惜しいでしょ』
男の子たちからの歓声に手を振るチェウォンに目をむけながらちょっと意地悪なことを聞いてみる。
そんな子どもじみた私に対し、ジミンは大人で。
JM「惜しいね」
と、一言。
心からそう思ってるんだろうけど、全然余裕のある表情で、やっぱりモテる男は違うなって、喧嘩を売る相手を間違えたなと反省した。
後夜祭も終盤に差し掛かり、最後は毎年恒例のキャンプファイアーを囲んで文化祭は終わる。
校庭の真ん中、火の神という名の校長が組まれた薪に火を付け、すっかり暗くなった世界にも灯を灯す。
ちょっぴり幻想的で、ロマンチック。
こういう光景は好きな人と見たいと思うのが世の常らしく、なんとなくカップルは互いの相手を探し、相手のいない人間はいちゃつくカップルを尻目に焚き火を囲んで歌うなどする。
もちろん私は後者だ。
「やっと見つけた！」
チェウォンとテヒョン君を迎えに行く途中、
周りから頭ひとつとびでた高身長の美青年に声をかけられた。
『ソクジン先輩！』
うちの学校はゆるくて、後夜祭まで一般の人も入れるようになっているから、もしかしたらとは思っていたけれど。ほんとに来た。
『なんで制服着てるんですか？』
JN「久しぶりに高校生気分を味わいたくてさ」
JM「だからって…」
JK「あんまり見たくない光景です」
JN「なんだよ！見た目は高校生でも全然いけるでしょ！？」
まあ、いけるけどさ。
私達の気持ちが追いついていかないよね！
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ミロ(プロフ) - ももなさん» ももなさん！私も大好きですよ！(o^^o)少しでもあったかい気持ちになってもらえてたら幸せです！(TT) (2020年10月23日 23時) (
レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» 私も大好きです！！！ (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - キム･カズさん» カズしゃん！この主人公心の声もガバガバなんでちょっと尊敬しています笑読んで下さりありがとうございます(>人<;) (2020年10月23日 23時) (レス) id: ffc43d4874 (このIDを非表示/違反報告)
ももな(プロフ) - 大好きですミロさん！！！！本当にミロさんのお話は全部あったかいです(TT) (2020年10月22日 0時) (レス) id: 01ec482e54 (このIDを非表示/違反報告)
キム･カズ(プロフ) - みろしゃん…もう大好き！！主がクラスの女子に好かれてる感じも好きだし、あんまり怯まない主好きっす！！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 2561bedadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミロ
| 作成日時：2020年10月18日 18時
