普通の男の子 ページ8
JK「ほんと助かりました。急に1人出てっちゃって。そうすると家賃上がっちゃうんで、Aさんが来てくれて良かった!」
『はは、』
なんだか複雑な気持ちになるけれど、ジョングクさんはホクホクと嬉しそうだし、私も一刻も早くあの家から出たかったから結果オーライ。
『ジョングクさん、誘ってくれてありがとうございます!
改めて、よろしくお願いします!!』
JK「こちらこそ。
あ、あと敬語じゃなくていいですよ。俺もやめるし。」
『わかった!
じゃあ、ジョングク!仲良くしようね!』
JK「…っ、うん。」
あれ?
今、一瞬だけど、
ジョングクの顔が泣きそうに歪んだような気がした。
JK「今日は、出前とろっか。
Aの歓迎会。」
『え!?やったー!!』
だけどすぐに笑顔になった彼に、多分私の見間違いだったんだろうと思い、そのこともすぐに忘れてしまった。
JK「へー。じゃあ、Aは俺の一つ上だね。」
『そっか。ジョングク大人っぽいから同じか上くらいかと思ったよ。』
JK「Aは逆に子どもっぽいもんね?」
『こやつ言いよる…。』
この間も感じたけれど、ジョングクとは気が合うみたいで話してるうちにすぐに打ち解けることができた。
たまにこっちがびっくりするくらい大人びた表情をするけれど、どこにでもいる普通の男の子。
いや、ただの部屋着でここまでイケメンに仕上がる男を普通と形容するのが正しいかはわからないけれど。
だけど、なんだろう。
醸し出す雰囲気というか。
すごく、安心するんだ。
…テヒョンは個性的だったから、ジョングクみたいな男の子は新鮮だな。
って、なんでテヒョンと比べる必要があるんだ?馬鹿野郎。
JK「あ!じゃあA、もう1人の住人と同い年だよ。」
『そうなんだ!』
へー。
仲良くなれるといいなぁ。
『ねぇ。
その人って女の子?それとも…』
ガチャッ
男の子?と言いかけたところで玄関のドアが開く音がした。
JK「帰ってきた!」
『えっ』
途端に、嬉しそうにドアの方を見るジョングクと、少しでも好印象を与えようと身だしなみを整える私。(ジャージ)
「ただいまー。
え?」
『…へ?』
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しから - 泣きました、ありがとうございます!まだ読んでいる途中ですが、大好きな作品です!コメント、読んで頂けると嬉しいです‥! (2021年11月12日 21時) (レス) @page32 id: b67168fa9e (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - あ。さん» あ。様 初コメとっても嬉しいです!(*^^*)このお話はちょっと悲しいですよね( ; ; )続きも切なくなりそうですが、うまく書けるように頑張りますね(*^_^*)応援ありがとうございます!!気合い入りましたっ!!2章もどうぞよろしくお願いします! (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - eriさん» eri様 コメントいただきありがとうございます!とても嬉しいです(*^^*)他のお話も読んでくださったのですね。このお話は少しタイプが違うので不安でしたが、そう言っていただけてとても安心しましたっ!少しでも楽しんでいただけるよう、続きも頑張りますね!(о´∀`о) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - ミホさん» 泣かせてしまってすみません…!!私も書きながら垂れ流してます!!(T ^ T)続きも頑張りますね!また覗いていただけると嬉しいです!!(^ ^) (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
ミロ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃん様 もう私さっちゃん様を待ってしまっている(笑)嬉しすぎるお言葉をありがとうございます!!そうなんです、すごく迷ってて( ; ; )どっちでも悲しいしあーもーどうしようかと!!迷う気持ちを持ちながら、2章ぶつかってくんで、どうぞ宜しくお願いします (2019年9月29日 19時) (レス) id: 1aa4b97c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミロ | 作成日時:2019年9月12日 22時