続★マシンヌンキム家

疲れた時には天使だね ページ26

『う〜

あ〜

お〜』

YR「うっさい！

何！？」

『欲求不満でっす！！』










日本に帰ってから、

ソクジン先輩に指一本触れてない日が続いている。

理由は言うまでもないと思うが、



末っ子の監視がものすごい。



先輩に触れようとすれば、間に割って入ってくるし、
先輩と話をしようものなら、先輩の口を塞ぎ、
先輩と目を合わせようとするものなら、

…目を塞がれていた。




とにかく徹底している。

隙などどこにも見当たらない。







YR「じゃあ、外で会えばいいじゃん。」

『私だってそうしたいけど、先輩また今忙しそうでさー、デートする暇なんてないんだもん！』

YR「あっそう。

じゃあもうしょうがないね？
ちょっと飲み物買ってくるー」

『もっと聞いてよぉお！』





白状なユリは、すがりつく私の手を鬱陶しそうに振り払うと、さっさと部屋を出て行ってしまった。






日本でたくさん一緒に過ごしたせいで、
寂しさもまたひとしおである。


結局キスだって出来なかったし…！！
でも毎日あのぷるんぷるんの唇を眼前に据え置かれてるんだよ！？！？

辛抱たまらんのだよ！！















『ん？』










何やら廊下が騒がしいな。

不思議に思い廊下を覗いてみると、




YR「あ、ほら。あそこにいるよ。」




向こうからやってくるのは自販から帰ってきたユリと…







JK「ヌナーーーーー！！」

JM「Aヌナ！！」

TH「A！！」









『え！？』







我が家の可愛い子ども達だった。















『なんでここにいるのぉ！？』


走ってきた3人を抱き止めつつ、
驚きすぎて頭が混乱する。



TH「はい！」

『はい、テヒョン君。なんですか？』

TH「テテたちねぇ、ジンヒョンとAにおべんとつくってきたの。」

『…え？』

JK「あのね、いっぱいおむしゅっんん！」

JM「なかみはひみつねっ！」



無理やりジョングク君の口を塞ぎ、怒った彼にポカポカ殴られながらも、へへっと愛らしく笑うジミン君。かわええ。





ってか待って。


なにそれ。













え、普通に泣く。










『うわぁあん！！嬉しいよう！ありがとう3人共っ！』

「「「キャーーー！！」」」




ぎゅっと抱きしめると、
楽しそうにケラケラ笑う子ども達。

ああ、もう愛しすぎて君たちを食べてしまいたいよ。

愛情弁当めしあがれ→←弟の後ろ姿【YG】

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