あの新任がお疲れですと? ページ9
「ようこそお越しくださいました、特別審査員の皆様」
大手アクドル事務所『デビムス』社長 キュパ様
コンサートチケットは即完売! 最高峰魔ーケストラ『ダンテ組』 多耳族 メーメー様
元13冠 デルキラ様専属 伝説の音楽家 アムドゥスキアス様
「久々じゃのう! モネ」
「お久しぶりです、キュパ様」
違う事務所に所属していたとはいえ、キュパ様にはかつて、かなり良くしていただいた。
「今からでも遅くは無い、デビムスに来るか?」
「…………私には、勿体無いお誘いかと。」
それに、
「今は、教師が楽しいですから」
「……なるほど」
『人間丸まーる♪ 我らーの食い物ー♪』
『魂・血と肉〜〜〜♪ 残さず啜れ〜〜〜♪』
『さあさあ者どもー集合だー集合だ〜♪♪』
『準備はいいのかーああそれいくぞ〜〜♪♪♪』
『それっ、音楽祭の、始まりだぁーーー!!!』
………………これ、
「今見返しても、やはり思わざるを得ないのですが、、カルエゴ先生、」
「何だ、本番前に」
「これ、音痴じゃないですか?」
「……………………」
「絶対これ、ロビン先生とオリアス先生、やつれていますよね」
……やっぱり、イポス先生もそう感じるのね。
「すみません」
「いや、モネ先生のせいではないです」
…………だと、いいけど。
もうすぐA組の出番。
個人的には、ここが問題児クラスと優勝争いをするのでは、と思っているが、審査員は、この発表を今後の基準とするはず……
いよいよ、ね。
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作者名:Sela | 作成日時:2023年3月19日 10時