253話 ページ8
｢早めに戻る、早めに戻る…｣
あぁ…ここは何処エリアなんだろう…
とぼとぼと、街灯の下を歩く。全然暗い。
建物は石造りの家ばっかり。明らかに日本じゃない。
あああぁぁぁ。修也に怒られる…帰りたくないけど帰らないといけない…お腹も減ったなあ〜
｢どうかされましたか?｣
｢来た道が分からなくなっちゃって、帰れなくなりました…｣
立ち止まっていると1人の背の高いお兄さんに声をかけられ、素直に迷子になったことを言う。
｢それは大変ですね。何処のエリアから来たか、お聞きしても？｣
｢日本エリアです…｣
｢それならある程度の場所は把握していますので、案内できますよ｣
｢本当に!?!?｣
｢えぇ｣
｢ありがとうございます!!背の高いお兄さん!!｣
バッ顔をあげると驚いた顔をした異国のお兄さん
｢レディを助けるのは、紳士のつとめですから｣
｢｢何処まで行ってたんだ｣｣
｢えっと、ちょっとそこまで？｣
｢にしては遅すぎるだろう｣
｢本当は?｣
｢散歩がてら走ってたら、よく分からないエリアまで来ちゃって戻れなくなってた…｣
｢｢はぁ〜…｣｣
あの後お兄さんが日本エリアまで案内してくれたのでお礼を言い、走って宿舎まで戻ってきたのは良かったが、ドアを開けると般若が2人居た
迷子になったことを正直にいえば盛大な溜息が返ってきた。
｢ハッ怒られてやがんの｣
｢ぐうの音も出ない｣
自室に戻ろうとしていたあきおに馬鹿にされた
｢さっさと飯、食べるぞ｣
｢え!!2人とも待っててくれたの!?｣
｢食べないのか?｣
｢〜〜〜!!今日のご飯何!?｣
｢サバの味噌煮だ｣
｢やったー魚!!｣
ご飯を食べ終わってすぐにキャラバンへ乗り込み、会場に行く。私も修也も鬼道も急いで食べた。
会場に包まれる中、各国の代表チームが旗を掲げ入場している
｢よし、行こうぜ!｣
｢｢｢おう!!｣｣｣
歓声の中、私は最後尾に着いて歩く。ライトも輝かしく光っているが、ギャラリーも負けないくらい声を挙げる
｢チームを率いるのはキャプテンの円堂守!｣
｢そして、今大会初の女性選手であるAAもこのチームに所属しています!｣
うわあああ説明されてる!
｢Aさん、名前出てましたね!｣
｢恥ずかしッ｣
無事、歩き切り、残りのチームも歩き切る。驚いたのはアメリカ代表に懐かしき仲間がいた事
開会宣言に一層声が大きくなるものの、ふと思う
誰が私を出場させたんだろう、
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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください！続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2021年1月2日 11時
