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263話 ページ20

「これ以上の失点は許されない。後半はボールをキープして、常に動かし続けろ。」

「鬼道、お前がコントロールするんだ。わかったな。そしてもう1人、」


「不動」

「後半は、お前たち2人が司令塔だ。」

「2人?」

「同時にピッチにいる意味を考えてプレーしろ」

「そういうことだよ。鬼道くん?」

「わー!良かったね〜あきお!!」

「うっせぇッ!!」

リザーブ終了、後半からの出番にあきおの手首を掴み、ブンブンと振ると怒号が飛んできた

「円堂、ゴールは任せたぞ」

「…」

「あぁ」





「佐久間も楽しんでね〜!」

「あぁ!仇を取ってくる!」

後半はあきおの他に栗松、綱海、土方を下げて木暮と佐久間が入った

「何をするべきか、分かってんだろうな」

「あぁ。エドガーにシュートを打たせるんじゃないぞ」

「俺の足を引っ張るんじゃねぇぞ。鬼道くん?」

「お前こそな」

失点してしまったら追いつけないかもしれない

緊張の中、後半戦が始まった

そして各メンバーがアイコンタクトを取り、作戦通りゴール前までの道を譲った

「ならば遠慮はしない!」

「無敵の槍ッ!!」

エドガーを守るように3人が前、右、左に着き加速する

「飛鷹!狙うのはシュートの瞬間だぞッ!!」

「あぁッ!!」

ゴール前まで戻っていた佐久間たちが捌けたエドガーの壁に素早くマークにつき、エドガーを孤立させる

「真空魔ッ!!」

そして単独でボールを持ち込むエドガーの前に出た飛鷹が空間を斬り裂いて無敵の槍を攻略した

「あいつにボールを渡すな!」

「飛鷹くんッ!!」

ヒロトから流れたパスは飛鷹がトラップすると見せかけてそのまま弾き、後ろに控えた風丸へと繋げた

鬼道とあきおの指示で目まぐるしくボールが動き回る。これも試合前に練習したパス回しのおかげもあり、高度なテクニック、トリッキーな動きを見た観客からも歓声があがっている

「染岡!豪炎寺!!」

「いつまでも好きにはさせないッ!」

ローテーションし続けていた2つの輪からFW2人がゴール前に向かって走り出した事で、エドガーが風丸からボールを譲り受けた不動に向かっていく

「今だっヒロトッ!」

「1m右だッ!!」

FW2人に注意が流れ、ノーマークだったヒロトを見逃さずあきおがボールを蹴ると、鬼道の的確な指示によってこぼすことなくトラップした

「流星ブレードV2ッ!!」

「ガラティーンッ!!」

完璧に不意をついた攻撃もサーベルのようなもので一刀両断された

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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください!続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:調味料 | 作成日時:2021年1月2日 11時

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