262話 ページ19
咆哮と共に放たれた蒼い光を散らすシュートが指1本たりとも触れさせず、先制点をここで奪い取った
｢いよっしゃああああ!!｣
歓声の中、ベンチにいる私達も喜びの声を上げる
｢やったじゃないか染岡!｣
｢すごい必殺技でヤンス!!｣
｢これが世界での初得点だ!｣
｢おう！これからガンガン決めてやるぜ!!｣
初めて見た新必殺技に興奮していると、あきおから冷めた視線が送られてきたが、同じタイミングで交代した壁山は感動で涙している。たとえベンチにいても、フィールドで戦う皆と気持ちは同じなんだよ
｢控えしナイトたちよ、その力を解き放て!!｣
｢｢はい｣｣
冷めない興奮のまま、ナイツオブクイーンが大幅に選手の入れ替えを行っていた
そしてアブソリュートナイツとは違ったフォーメーション、サイドを開けて人が真ん中を固めている
｢？？｣
｢やるじゃねぇか｣
違うタクティクスをするんだろうなとは分かるが、どんな戦術で来るのかよく分からないまま試合が再開した
同じ距離感を保って走ってくるナイツオブクイーン、先頭のエドガーさんがボールを保持する
そこに豪炎寺と虎丸くんが向かうと、パッと向きを変えてボールを後ろに下げた
徐々に加速していくスピードの中、真ん中に飛び込んだ豪炎寺の頭上を通りもう一度エドガーさんにボールが戻る
｢これは、エドガーを守っているのか!?｣
そして三方を囲むように3人がエドガーさんを挟むと更に加速を繰り返し、自陣を槍のように貫こうとしていた
｢止めるんだｯ!!｣
凄まじい速さを前に鬼道と土方が果敢にも立ち向かったが、割り込む隙もなく弾かれてしまう。綱海や栗松、飛鷹も食らいつこうとするも、為す術なく同じように弾かれてしまった
｢見たか!これが攻撃型必殺技タクティクス｣
｢無敵の槍!!｣
全員が突破されてしまい、がら空きになったコートで減速と分解が始まり、エドガー単体だけになった
｢行くぞーｯ!｣
｢何がなんでも止めてやるｯ!!｣
エクスカリバーとは別の動きで、その場でターンした時の回転を利用して鋭いキックがボールに打たれる
｢パラディンストライクｯ!｣
｢いかりのてっついｯ!!｣
初見の技、それでも威力はゴールに近い分強く、得点を譲ってしまい同点になった。歓声もやまない
｢Aさんがいたからこそ、最大威力のエクスカリバーは止められてしまったが、もう彼女はここにはいない。｣
｢君に私のシュートは止められない。勝利は私達のものだ｣
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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (
レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください！続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：調味料 | 作成日時：2021年1月2日 11時
