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259話 ページ16

「ザ・マウンテン!!」

「キャプテン頼むっす!!」

「おう!!」

壁山のブロック技で威力を削ぎ、バックに控えた円堂に託す

「いかりのてっつい!!」

振り下ろされた拳は何とか聖なる剣を食い止めることに成功をしたものの、止めて当然と言わんばかりの微笑でエドガーさんは戻って行った


「行け!完全無欠のナイト達よ!!」


監督さんの声に応え、エドガーさんが右手を挙げると、ナイツオブクイーンのフォーメーションが変わった

「風神の舞ッ!」

走り出した選手が風丸からボールを奪おうと接近したものの、風の筒に閉じこめて突破したのは良かったものの、行く先々でナイト達と鉢合わせし、遂に弾かれてしまった

こぼれ球をヒロトがドリブルで進めていくも、同じように流れながら交代していく選手にスられてしまう

「これぞ私たちの必殺タクティクス、アブソリュートナイツッ!」

「反撃開始だッ!!」

「やらせるかってんだよ!!」

綱海のスライディングをボールを乗せた左足をを浮かせ、後ろに重心をズラすことで難なく突破したかと思えば、無駄のない動きでシュートを打ち込んだ

「ナイスセーブ」

「俺たちは、世界一を目指してここに来たんだ!」

「世界一…」

「あぁ!そのために激しいアジア予選を勝ち抜いてきたんだ!」



「無理だ!!」



「君たちは!世界一の意味を本当に分かっているのか!」




「円堂、君たちの言う世界一とは、自分たちだけのものなのか」

「世界の舞台で戦う代表チームは、自分たちの国の数え切れない人々の夢を託されている。それを裏切ることは出来ない」

「その夢を背負って戦うのが、代表としての使命だ!」


「私たちは、ナイツオブクイーンに選ばれた誇りを胸に戦っている!ただ目の前の高みしか見えていない人達に、負ける訳には行かない!」



「ウルトラムーン!」

「行かせるなッ!!」

立て続けのバク宙、唖然としている風丸の頭上を超えて自陣に攻め込んでいく

前方から戻ってきたヒロトを加えゴール前に立ち塞がるも、テンポよく回されたパスに翻弄され、はるか後ろに立つエドガーにボールが行った

「エクスカリバーッ!!」

「ザ・マウンテン!!」

聖なる騎士のシュートをヒロトが追いかける間も、壁山が必死に止めている間も、深い闇が近付いてくる

「ガラスの刃ッ!!」

会場が動揺するほどの闇

数多に作られた小さな光の刃が一斉に突き刺さり、みるみるうちに黒く染まっていく

260話→←調味料さんから



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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください!続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:調味料 | 作成日時:2021年1月2日 11時

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