246話 ページ1
さっきからずっとあきおが最初から最後まで、シュートまで1人でしている。たまに私にもパスは来るけど、ほぼ1人。段々と韓国もDFも人員を増やし、必死に阻止しようとする
「パスを回せ!不動!」
「そんなにパスが欲しいなら奪って見るんだな!」
増えてくマークに険悪な雰囲気
状況は変わらずずっと1点差のまま
「必殺タクティクス、パーフェクトゾーンプレスッ!!」
ついに閉じ込められたあきおの様子は私達からは見えないけど、弾かれたボールを見てわかった。初めてあきおの進軍が阻止された
「1人ではパーフェクトゾーンプレスを破ることはできません」
涼野がトラップした瞬間に風丸が勢いよくスライディングをしかけ、事なきを得る
「いい加減にしろ不動!パスを出せ!皆に合わせろ!」
「俺に命令するな!俺は出したい時に出す!!」
私たちに合わせる、か
「勝手にしろッ」
「味方に嫌われても敵には人気だなァ!」
スローイングも渡るすんでのところでヘッドで颯爽と奪ってみせ、走ると5人に囲まれた。私は3人のマークが着いていて、努力で培った体力を武器に振り落とす
「俺の力を認めたという事だな」
「なんだと?」
「遊びの時間は終わりだ!」
鋭いパスがサイドを走る風丸に繋がるはずだったが、距離があり間に合わず、コートの外へ
「しっかりしやがれ!」
「今更何を…どこ蹴ってるんだ」
文句
今度は壁山に向かうボールを繋ぐことが出来ず笛が鳴る
「しっかりしやがれッ!」
「あんなの、追いつけないっすよ」
文句ばっかり
次はヒロトに来たパスも逃し、笛が鳴る
「何やってんだ馬鹿どもが!!」
「今のは取れるわけないっす」
決めつけて、
「なんだと!?」
「イナズマジャパンは、お前だけのチームじゃない!!」
「「ファイアブリザード!!」」
「ガラスの刃」
濁った破片が結晶となり散る
「聞いていればさっきからずっと人のせいにして文句ばっかり」
「届かなかったらその分走ればいい。文句は努力してから言って」
「決めつけるのも大概にして」
「優秀な選手が合わせるんじゃなくて、私達がそれに見合うだけの努力をすればいいでしょ」
「甘えるんじゃねーーーーーーー!!!!!!」
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調味料(プロフ) - こころさん» ありがとうございます!自分のペースになりますがこれからも頑張ります! (2021年2月8日 10時) (レス) id: 6e1f936d79 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 面白かったです。もしよかったら更新してください!続き楽しみにしてます (2021年1月19日 0時) (レス) id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:調味料 | 作成日時:2021年1月2日 11時