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私は憲剛と話していた。
何故って私が聞きたい。
勘久郎のノックが聞こえ、覚悟を決めた私がだったのだが何故か2人に追い出されてしまったのだ。
そして今に至り、憲剛と顔を合わせながらお茶を飲んでいる。
…は？
「てかお前。大丈夫なのかよ」
「あぁ、足？安静にしてたら痛くもないし」
「そうじゃねぇよ」
憲剛がお茶を啜った。
なにも言えずに私は続く憲剛の言葉を待った。
「陰陽師、戻って来て良いんだぜ？」
「ぁ…」
戻りたいと思っていた。
でも、この足が治ってからだと思っていた。
でもそれすらも、言い訳だと、薄々気付いていたのだ。
足が治ってから。それは噓じゃない。
けど、自分の覚悟が決まっていなかった事も事実だ。
「ありがと、でも私」
「知るか。んな事関係無いだろ」
「えぇ…私まだ何も言ってな」
「うっせ、金取んぞ」
「えぇ…」
そんなぶっきらぼうな言い方も私の事を思ってくれているんだと伝わった。
「あのなぁ、お前知らねぇだろ？月影の当主、まだお前なんだよ」
「え…？」
耳を疑った。
だって一年だ。
もう一年経ったのに当主が変わらないなんて有り得ない。
「なんで、なの…？」
私はもう“死んだ”のに。
「Aが死んだ証拠が無かったから」
確かに、そうだ。
「あの式神。俺らは最初騙された。けどな、式神は消えるだろ？後で見に行った奴がお前の死体を見つけられねぇ、とさ」
「そっか…」
私が式神を使ったのはもし仮に自爆しても婆娑羅が祓えなかった時に婆娑羅を騙すためだ。
でもそんな事を差し置いて。
「うあぁぁあっ！」
涙が止まらなかった。
感謝も後悔も恥も。
全部が溢れ出した。
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明日テストだった気がする。
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フウ - とっても面白いです。続き待ってます。がんばってください。 (2020年9月21日 21時) (
レス) id: 2c5b698759 (このIDを非表示/違反報告)
水麟(プロフ) - プリンさん» ありがとうございます！返信遅くなっちゃってほんとにごめんなさいっ汗…頑張ります！ (2019年12月7日 22時) (レス) id: 0dc0777a12 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - とっても面白いです！続き待ってます！私の中で、お気に入りの夢小説です！これからも更新頑張ってください！ (2019年9月5日 15時) (レス) id: 1dc5fb63e0 (このIDを非表示/違反報告)
水麟 - miさん» すっごく嬉しいです！私なんてまだまだですっ、これからもそう言って頂けるように頑張りますね！ありがとうございます！ (2019年7月28日 23時) (レス) id: 65c8c71a9b (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - すごく面白くて見ては見直してを繰り返してます！ 自分も小説を書いてる身なんですけど水麟さんみたいに書けないのでとても尊敬します！！これからの更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: fb6e5b6ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水麟 | 作成日時：2019年4月21日 17時
