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教室を出てすぐの曲がり角でオームマイトが立っていた……聞いていたのだろう、いつも笑っている表情が少しかたかった
貴「盗み…聞きですか？」
私は前を向いたまま、オールマイトに聞いた
私は上手く笑えていないだろう
オールマイトは少し考えるようにしてから
オ「…少し話をしないか？」
真剣な表情で私を見つめる
貴「……もうすぐ授業なんですが」
オ「私が先生方には話をしておくさ、、」
そう言って私とオールマイトは屋上へと向かった……上から見るその景色は美しく、吹く風は心地よかった
オ「君は…何かあったのかい？」
オールマイトが口を開く
オ「…笑って時には泣くような世界じゃ……何も守れない、か」
貴「……すいません…貴方はいつも笑ったまま誰かを助けていますもんね」
オ「おや、嫌味かい？……本当は分かってるくせに」
貴「……そうですね、貴方は何も嬉しくて楽しくて笑ってはいないですよね……皆平和の象徴である貴方を、、笑って助ける貴方に憧れていますから……言うつもりはなかったんですよ」
私は少し空を見上げた
貴「……今は楽しいかもしれない、皆と仲良くして、お互いに競い合い、そしてヒーローという夢を目指す……そりゃ 苦しいことばっかりではやる気なんて無くなりますよ」
それでも……
貴「……それでも…私は」
オ「……彼らのようには笑えない、か？」
貴「…笑えない…楽しいけれど心の奥では何かに対しての憎しみが絶えない……無理なんです、どんなにやり方を聞かれても……今ここで高みを目指して無邪気に笑っている彼らには………重すぎる」
私は顔をしかめた
オールマイトも笑うことをやめた
私はいつも笑っているようで……笑えてなかった…下手くその笑みをうかべているだけで
貴「……にしても今日は言いすぎましたが」
オ「……そうだな、さっきの紅蘭少女は怖かったよ」
オールマイトがわざとらしく肩を竦めた
その姿に私は少し笑みをこぼす
貴「……ありがとうございます、なんかスッキリしました…」
オ「…それは良かった、、けれど全ては吐き出せていないようだが」
貴「秘密があった方が、先生にとったら楽しいですよね？……そろそろ教室に戻ります、皆は後でどうにかしますよ」
そう言って私は屋上を出て、教室へ向かった
ちょうど1時間目が終わった所で、私が入ると飯田君が勢いよく出てきて謝ってきた
怒ったのか!? と焦っていたようだ
私も言いすぎた事に謝り、また元のように皆で笑いあった
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フラン(プロフ) - 〇〇の形がない (2020年2月23日 7時) (
レス) id: 3238b0b7ce (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - アカリンゴさん» はい、あってますよ！ちゃんと説明出来てませんでしたね( ´･ω･`)後で読み仮名ふっときます(*´ω`*) (2019年10月25日 16時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
アカリンゴ - 古の呼吸って読み方 いにしえのこきゅうであってます？ (2019年10月25日 16時) (レス) id: d24e168175 (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - こあらさん» 本当ですか！？よかったです！明日か明後日ぐらいに続編の第2章にイラスト貼るのでまた見れなかったら言ってください！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
辺銀ヾ(･ω･`*)(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！もう1人の作者、イナビカリと共に頑張ってます！これからもよろしくお願いします！ (2019年10月21日 0時) (レス) id: a28dca647d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辺銀ヽ(･ω･`*) x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/RibonHomupe
作成日時：2019年10月2日 22時
