ただの恋 (ページ10)

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10私はページ10

「あー、食べた食べた」

夜も深かったし、
今日は田代さんの家で寝ることにした

田代「珍しいね、Aがご飯の誘い受けるなんて」

「まぁ、、、そうだね」

田代「好きなの？」

ウニョクさんの笑った顔が浮かんだ

「そんなんじゃないよ、ちょっと好みの顔なだけ。ウニョクさん顔小さいしスタイルいいし服も映えるから、、、ただカッコいいって思ってるだけなのかも」

田代「へぇ～ウニョクさんが好きなんだ＾＾」

「だから好きじゃ、、、、、騙したな。」

田代「騙してないわよw 人聞きの悪い！勝手にAが口滑らしたんじゃない」

「それを誘導したのは田代さんじゃん、、」

私は田代さんのこの手法に結構引っかかる、だからあんまり隠し事ができない。っていうかしてない。

田代「まぁ良いと思うよ、デビューしてから今まで恋愛せず真面目に頑張ってくれたんだもん。マネージャーとしてはすごい助かってる。でも私個人としては女性としての幸せも味わって欲しいと思ってる」

田代さんの口からこんな言葉がでてくるのは
初めてで、、、
大事に思ってくれてる人が近くにいることが嬉しかった

「そう思ってくれてるだけで十分だよ」

田代「本当、受け取り下手よね。恋愛してこなかった分、分かんない事も多いか、、ま、Aのペースでね」

頭を優しく撫でてくれた

田代「お風呂いってくるわ」

田代さんはああ言ってくれたけど

私は芸能人だし、ファンがいる身

ただ食べていこうと思うならファンは必要ないんだろうけど、

私は、この仕事で生きて行きたかった、
この気持ちはこれからも変わらない

それを叶えてくれた大切な存在

一時の惚れた感情で皆を悲しませて良いわけない

私が誰かと付き合って、公表して、

その時は

私がこの仕事を辞める決意をした時