ただの恋 (ページ5)

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EH side

あなた、見る、世界、いつも？、綺麗

悲しげな曲調に、歌詞は全て理解できていないはずなのに、胸が締め付けられるようだった

休憩にはいり、余韻に浸っていると
横からグスっと鼻をすする音が聞こえてきて

ドンへ『ぐすっ、ぐすっ」

『え、なんで泣いてんの、歌詞全然分かんないだろ』

ドンへ『分かんないよ、、分かんないけど、、
すごく、悲しいじゃん、、、」

キュヒョン『ヒョン、泣き止んでください、Aさんすごい見てる、』

『Aさん！？知り合いなの？』

キュヒョン『違いますよw たまに聴いてるんですAさんの曲、リハーサルしてるのがAさんだって事は知らなかったですけど』

イェソン『ドンへ、泣き止まなくていいぞ、これからもっと悲しい曲らしい。泣き止んでもまた泣くことになる』

『ヒョンなんでそんなこと知ってんの！？』

イェソン『キュヒョンから名前聞いてセットリスト調べた』

仕事早すぎるな、

スタッフ「次の曲いきまーす！」

『あれ、始まらないね』

キュヒョン『なにか話してますね、トラブル？』

『もめてる感じでもなさそう、だけど、、』

Aさんはにこやかにお礼をしていた
そしてさっき英語で「見ていかれますか？」って言ってた人とも話してて、、あぁマネージャーさんか

スタッフ「曲順変わります！holidayいきます！」

『なんて言ったの？』

キュヒョン『曲が変わるらしいです、イェソンヒョンの言ってた曲とは違う曲するんじゃないかな』

歌詞は英語以外、全く分からなかったけど
とても楽しい曲でドンへの涙もなくなっていた

そのあともいろんな曲が流れて、バンドの方が出てきてロックっぽい歌も歌っていた。どれも素敵で、自分でも惹かれていってるのが分かった

リハーサルが終わり、スタッフ達の「お疲れ様」という声が聞こえる

キュヒョン『、え、ちょっとヒョンどこいくの』

「あの！すみません！」

話す事は考えてなかった、特別言わなきゃいけない事もない、気がつけば足が動いて声をかけていた

A『あ、今日控室に来てくれた方！』

『そうです！』

何を言おうか、言おうか言わないか、、

彼女はそんな僕に気づいたように

A『歌聞いてくれてありがとございました、
静かな歌ばかりで退屈じゃなかったですか？』

『退屈なんて、全然。歌全部良かったです』

A『はは、嬉しいです。ありがとうございます』

イェソン『あの、』