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第5話 ページ6

翌日
今日はAが救命医として
久しぶりのフライトであるが



A「え、マジで言ってる…?」

白石「どうしたんですか?」

A「いやさ…今日のフライト…俺もなんだけど…」

白石「はい」

A「……え、ヘリ乗るって事だよな」

白石「はい…フライトですから」

A「……終わった…」

白石「…え?」




その時、ホットラインがスタッフステーションに鳴り響く



白石「はい、翔北救命センターです」



要請内容はこうだ
30代女性が自転車で走行中、自動車と衝突し
女性は路上で倒れ、高エネルギー外傷



白石「出動します」



白石と雪村が出動準備を始めるが
Aは担当だというのに微動だにしない



緋山「ちょっと八神?あんたフライトでしょ?」

A「は?あ、あぁ…すまんすまん」



緋山に言われて
Aは準備を始め、ヘリへと向かった



藤川「どうしたんだあいつ?」

冴島「八神先生らしくない…」

緋山「久しぶりで緊張してんのかね?」

藍沢「……どうだろうな」








一方、ドクターヘリでは



白石「A先生?乗らないんですか」

A「え?お、おう…」




Aはヘリ前に行くまでは走っていたが
ヘリのドア前に来たらその場で軽く足踏みをするだけで直ぐにヘリに乗らなかった



雪村「八神先生 早くしてください
患者が待ってるんですよ」

A「おう…ちょっと待ってな…」



Aは深呼吸をして勢いよくヘリに乗った
ドアが閉まり、離陸し、現場へとヘリが向かう



雪村「……」

白石「……えっと」

A「……」



ヘリの中は何故か変な空気が流れている
その理由はAの足が先程から貧乏ゆすりが止まらないからである



白石「どうしたんですA先生…」

A「えっ?いや…別に何も…」

雪村「何もない訳無いじゃないですか」

A「いやいや、気のせい気のせい」




しかし足は止まらない
白石がAの膝に手を置いて言った




白石「落ち着いて下さい
何があったんです、話して下さい」




白石の真っ直ぐな目にAは問いかけた



A「本当に良いのか?」

白石「はい」

A「引かない?」

白石「引きません、どんな言葉が返ってきても引きません」

A「………あのな…俺…」




.

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御子柴琥珀(プロフ) - さっちゃさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月27日 23時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃ(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年2月27日 22時) (レス) id: 61baabb323 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - かみさん» ありがとうございます!晴れやかな気持ちで帰ってこれるよう頑張ります! (2017年12月30日 12時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
かみ(プロフ) - 待っています!受験頑張って下さい!応援しています! (2017年12月30日 0時) (レス) id: 99cb845ccb (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - ひーたんさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年12月1日 18時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御子柴琥珀 | 作者ホームページ:http://kohaku mikosiba 0423  
作成日時:2017年11月11日 19時

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