第4話 ページ5
そのあとの医局には
Aと白石のみが残った
A「そういや、お前スタッフリーダーになったんだってな?おめでとう」
白石「ありがとうございます」
A「どうだー?今の救命は」
Aはバームクーヘンを食べながら質問する
白石「フェローもまだ慣れてなくて
育てるの大変ですけど…楽しいですよ」
A「そうかそうか〜そりゃ良かった」
白石「これからはもっと楽しくなります…
A先生が帰ってきてくれたから」
A「……お前…嬉しいこと言ってくれんな!
やっぱ面白えやつ!」
白石「…A先生は私の憧れですから」
A「そうか…俺はお前の何事にも真っ直ぐなとこ好きだぞ」
白石「え?」
白石がAの言葉に戸惑っていると
Aはニッと笑ってナースステーションに向かった
・
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夕方
A「ふーやっぱ久しぶりだと疲れるな」
白石「もう帰るんですか?」
A「ああ、啓ちゃんが初日だから早く帰っていいよ〜って言ってくれたからさ」
白石「啓ちゃん?」
A「橘先生の事
ふざけてそう呼んだら『いいなそれ』って言われた」
白石「あー橘先生、下の名前 啓輔だから…
よく良いって言われましたね」
A「なー?俺も最初ヤベって思ったけど
案外いけた」
Aは笑いながら上着を羽織った
2人がいるのは医局
白石がパソコンをいじっている横でAが帰る準備を終えた
A「じゃ、俺帰るな」
白石「はい、お疲れ様です」
Aが出口の方へ足を2、3歩進めると振り返った
A「あ、忘れてた」
Aはカバンの中から缶コーヒーを取り出して
白石の机に置いた
A「これ差し入れ、頑張ってな!」
白石「あ、ありがとうございます!」
Aは置いて直ぐに急ぎ足で医局を出たので
白石のお礼が聞こえたかは分からないが
きっと、白石の気持ちは届いただろう
白石「……さて、頑張るか!」
白石はコーヒーの蓋を開けて一口飲んでから
またパソコンに向き合った
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御子柴琥珀(プロフ) - さっちゃさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年2月27日 23時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃ(プロフ) - 更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年2月27日 22時) (レス) id: 61baabb323 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - かみさん» ありがとうございます!晴れやかな気持ちで帰ってこれるよう頑張ります! (2017年12月30日 12時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
かみ(プロフ) - 待っています!受験頑張って下さい!応援しています! (2017年12月30日 0時) (レス) id: 99cb845ccb (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - ひーたんさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2017年12月1日 18時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御子柴琥珀 | 作者ホームページ:http://kohaku mikosiba 0423
作成日時:2017年11月11日 19時